2018年03月02日

バチカン図書館の正体は豪華な廊下

いきなりのタイトルですが、要は私のバチカンの予習が甘かったのです。

そもそもバチカン博物館とは、数多くの博物館や美術館や展示室から成る総合博物館なのですが、
博物館と聞くと、世間一般のキチンとした箱型の建物の中に展示された場所だと思いがちです。

しかし、その歴史から考えても分かる通り、元々は宮殿だとかローマ教皇の居室だとか、
別の用途で建てられた古い建築物の中にあれこれと展示してあるのが現在の姿です。

そこに、新しい入口とか新設したエリアもあり、もう何が何だか分かりません。
しかも、「〇〇は今日は閉まっていた」みたいな気まぐれ的な事もあり、余計に謎だらけ。

その、「〇〇は今日は閉まっていた」に見事にブチ当たってしまったのがバチカン図書館でした。

まず、サラミ夫が本好きということで、世界中の図書館に行くのが好きなのですが、
「世界で一番美しい図書館」と呼ばれる図書館とか、古い修道院の図書館、
また歴史のある大学の図書館など、観光ルートから完全に外れている図書館まで巡ってきました。

となると、バチカン図書館なんて聞くと、もう絶対に行きたい!と思うのが自然の流れ。

また、ちょうどお正月の特別番組で(再放送らしかったですが)、俳優の中井貴一さんが
バチカン図書館の中に案内されて伊達政宗がローマ教皇に宛てた書状を見せてもらっていたのですが、
そのあまりに美しい図書館の内装にとても感銘を受けました。

その時に中井貴一さんが案内されていたのは、確かにどこかの豪華な部屋でした。

その記憶を頼りに、実際にバチカンを訪れた時にテレビで見たバチカン図書館を探したのですが、
全然見つかりませんでした。

ルートは、システィーナ礼拝堂の左側の出口を出ると、自動的に道なりにバチカン図書館に続くはず
だったのですが、全然分からないまま、最初に出発した所に戻ってしまいました。(つまり一周)

この時、ものすごく豪華な廊下を通ったので、すんごい煌びやかな廊下だな~と思って、
歩きながらパチッと一枚写真を撮りました。


1.jpg

後から思えば、ここがバチカン図書館の一角だったのだと思います。廊下ですが。


2.jpg

先ほどの写真の右下には天球儀が展示されているのも写っていました。
現地で買ったガイドブックを見ると、バチカン図書館を示すアイコンはこの天球儀でした。


3.jpg

さらに、すぐ先のここのお土産ショップとてつもなく豪華な所にあって面食らったので、
パシャっと一枚撮らせて頂きました。


4.jpg

こちらは上の写真の左側のアップです。

実は、超豪華なお土産ショップの傍にはBIBLIOTECAと書かれた扉があり、
絶対ここがバチカン図書館だーーー!と思って入ろうとしたのですが鍵がかかっていました。

扉はガラスだったのですが中は暗くてよく見えず、多分、反対側から入るのだろうと思い込み、
その場を後にして元の出発地点に戻ってしまったのでした。

あれ~?図書館ってどこやったんかなぁ・・・と、分からないまま、別ルートを巡った後、
2周目に突入。(バチカン博物館の中は一方通行です。)

そして再びシスティーナ礼拝堂(2回目)の左側の出口を出て図書館を目指しますが、
やっぱり豪華絢爛な廊下を通るのみで、テレビで見た図書館は見つかりません。

しかも、どこにも「バチカン図書館(Biblioteca Apostolica Vaticana)」の標示がないのです。
最初に受け取った館内ルートマップにさえ載っていません。

このまま行けば、また出発地点に戻ってしまう・・・。これは誰かに聞くしかない!

というわけで、最初に写真を撮った豪華絢爛なお土産ショップの女性に、
ガイドブックの文字を見せながら「バチカン図書館はどこですか?」と尋ねました。すると、

この辺すべてバチカン図書館ですよ。

・・・え、バチカン図書館って廊下だったんですか・・・?

じゃあ、あのテレビで見た図書館の部屋は一体?

最後の最後まで謎だったので、旅行から戻ってきて調べてみました。

私がテレビで見たあの部屋は、システィーノの間(Salone Sistino)だったようです。
バチカンで買ったガイドブックにはシスティーノ大広間という名前で載っていました。

おそらく、鍵がかかっていたあのガラスの扉がシスティーノの間の入口だったと思われます。

ネットの口コミを拝見すると、閉まっていて入れなかったとの声が多数あったので、
恐らく今は一般開放していないのではないかと思います。だってSalone Sistinoという標示もなかったし。

「図書館」の一般的イメージと、テレビで見た映像のお陰で、バチカン図書館については
ガイドブックを事前に読み込むこともなく、その場所を2回も素通りしてしまいました。(笑)

今改めて地球の歩き方を読み返すと、

この図書館は、「キリスト教美術館」、「図書館の回廊」、「システィーノの間」などを含む
長い廊下と、付随するいくつかの展示室からなり、

と、思いっきり廊下だと書いてありましたwww

しかし、廊下というよりギャラリーと呼ぶようです。

バチカン博物館の中には他にも燭台のギャラリー、地図のギャラリー、タペストリーのギャラリー、
等々がありますが、ここもハッキリ言って廊下です。

じゃ、ギャラリーって何なのだ、と思ってさらに調べると、画廊とかそういうことではなく、
建築においては第一義に、

西欧の世俗建築における部屋と部屋を結ぶ廊下の機能を兼ねる長大な部屋

という説明を見つけたので、そうか、あれは「廊下の機能を兼ねる長大な部屋」なのか、と納得。

バチカン図書館の長い廊下の多くは「キリスト教美術館」ということらしく、
廊下の始めに「アルドブランディーニの婚礼の間」という小さな部屋があったらしいです。

が、私達は「部屋」を探して突っ切って歩いたので、展示物などは全然見ていません。
もったいないことをしましたが、豪華絢爛な廊下は堪能しました。本当にギラギラでした。

その後、バチカン図書館の正体を知った後どうしたかというと、

システィーナ礼拝堂まで戻りました。

なぜかというと、私達はバチカン図書館以外の見たい所はすでに全部見ていたからです。
あとはサン・ピエトロ大聖堂に行くだけ。(クロークに預けた荷物の件は置いといて・・・)

私達はシスティーナ礼拝堂からセキュリティチェックを省略して大聖堂に行こうとしていたので、
そのままバチカン図書館の回廊を進んで出発地点に戻ってしまうと、3周目に入ってしまいます。

その時は午後も遅くなってきて、バチカン図書館の回廊はそれほどの混みようでは
ありませんでした。というわけで、戻りました。距離もまだそんなに行ってなかったし。

係員に止められることもありませんでした。というか、係員はいなかったです。(2月だから?)

で、システィーナ礼拝堂の左側の出口から入らせて頂き、右側の出口から出たという・・・。

間違えるとこういうことになります。システィーナ礼拝堂はすごい人なので、もちろん
どちらの出口にも係員が立っていますが、ここでも止められることはありませんでした。

私達のようにルートを間違えた人は他にもいるようで、他にも逆走している人を
チラホラ見かけました。オンシーズンになると人がもっと多くてムリかも知れません。
(私達はルート間違いというより大きな勘違いでしたが。)

と、こんなわけで、バチカン図書館は長い廊下です。

図書館の正体は豪華な廊下、とタイトルには書きましたが、装飾は素晴らしく豪華絢爛です。
何より、あのお土産ショップは世界一豪華なお土産屋さんではないでしょうか。

バチカン図書館を目指す方はシスティーノの間は開いていないかも知れないので、
豪華な廊下を楽しむつもりで行かれたらいいと思います。




posted by サラミ at 18:05| Comment(0) | 18ローマ・バチカン | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

バチカンでは荷物預かりに注意

先月、初めてバチカンに行きました。

行く前に色々バチカンの予習をして行ったのですが、どなたの口コミを見ても
「広すぎる」「迷路みたい」「分かりにくい」というようなものばかり。

私達も、見て回る順番など対策を練って行きましたが、事前に分からないことがありました。

それは、

真冬のバチカン博物館&サン・ピエトロ大聖堂は上着が要るほど寒いのか?

ということでした。博物館に暖房が入っているのかどうかも分かりませんでした。
(結果を言うと、暖房は入っていませんでした。)

真冬ということでダウンコートをしっかり着込んでいた私達は、外を歩く時間が短くて
そんなに寒くなさそうなら、上着はクロークに預けてしまいたいと思っていました。

が、結果から言うと、バチカン博物館のクロークでは衣類は一切預かってくれません。
預かってくれるのはカバンや傘などのみ。そしてコインロッカーもありません。

荷物が少ない(カバンが小さい)人はクロークに用はありません。
しかし、サラミ夫は大き目のリュックを背負っていました。

リュックは絶対にクロークに預けなければならないので、どうせなら、と、
その中に二人のダウンの上着を無理やり詰め込んで預けました。

さらに、うっかりして、小雨だったにも関わらず折り畳み傘も一緒に
リュックに入れてしまいました。(とにかくバッグを軽くしようとしたのです。)

このせいで後にエラいことになりました。

バチカン博物館は、広いを通過することもあるし、中のピオ・クレメンティーノ美術館などは、
一部の彫刻がベルヴェデーレの中庭と呼ばれる所に展示されています。つまり屋外。(屋根はあります。)

服は預けられないのでほとんどみんな上着を着ているし傘も差していましたが、
私達は傘もなくむき出しなので微妙に小雨に濡れて服がジットリ。

博物館の中は寒くはなかったですが、死ぬほど暑いわけでもないので、
ダウンを着ていても汗をかくほどではなかったかと想像します。

さらに、ネットの口コミや地球の歩き方には、バチカン博物館からサン・ピエトロ大聖堂に
セキュリティチェックを受けずに行く方法が書かれていました。この方法だと時間短縮になります。
(バチカン博物館とサン・ピエトロ大聖堂はそれぞれにセキュリティチェックがあります。)

それは、

システィーナ礼拝堂を見学し終わって出る時、左の扉を出るとバチカン図書館に続き、
そのまま進むとまた博物館の元の場所に戻るのですが(つまり博物館に留まる)
礼拝堂の右の扉を出るとサン・ピエトロ大聖堂の敷地に行ける(つまり博物館から出る)

というものでした。

つまり、システィーナ礼拝堂の右の扉を出ると少しの間ですが外を歩くのです。

晴天の日ならいざ知らず、私達がバチカンを訪れた日は、降ったり止んだりの雨模様。
ジワジワと濡れてしまっていた私達ですが、この頃はもう夕方だったので気温も下がっていました。

それでも、大聖堂のセキュリティチェックで長時間並んだという口コミが多かったので、
私達はそれを省略する道を選んだのです。


1.jpg

システィーナ礼拝堂の右の扉を出ると、こんな所を歩いて写真右のサン・ピエトロ大聖堂へ。
もちろん外に出てしまうと博物館の中には戻れません。

サン・ピエトロ大聖堂の入口辺りからセキュリティチェックの様子が見えましたが、
2月の雨の日の夕方だったせいか、ほとんど人が並んでいませんでした。ガーン・・・

そんなこんなで、大聖堂の中に入った頃には、サラミ夫はとても寒かったそうな。
私はもっと厚着だったので寒くはなかったですが、服が蒸れてしまって不快でした。


さて、ここまで読んでお気づきの方もいるかも知れませんが、大聖堂まで来た私達ですが、
バチカン博物館のクロークにサラミ夫のリュックを預けています。

はて?博物館を出てしまった私達は荷物をどうやって受け取ったらいいのか?

と、当たり前と言えば当たり前なのですが、こんな疑問にブチ当たりました。

何となく心の中では思っていたのですが、呑気なので「まあ後で考えよう~」と流していたのです。

サン・ピエトロ大聖堂の見学を終えて外に出た私達は近くにクロークを見つけました。
が、それは大聖堂のクロークであり、博物館のクロークではありません。

どうすればいいか、大聖堂のクロークの女性に聞いてみると、博物館に戻れとの事。(当たり前)
「この先を左に曲がって云々かんぬん・・・」と、戻り方を教えてくれました。

この頃には雨が強くなってきました。(涙)

サン・ピエトロ広場を突っ切るとエラい遠回りになるので、広場は全く歩いていません。
何より雨だし傘も持ってないし。


3.jpg

こちらはサン・ピエトロ大聖堂の入口側から広場を見た様子です。
これを真っすぐ突っ切ってしまっては、恐ろしいほどの遠回りになります。

私達は、下に降りてからクロークの女性に言われた通り左側を道なりに歩いていき、
所々に置いてある標識に従って左に曲がって敷地の外に出ました。

その後も延々と歩いていくと、この日の朝に博物館の入口を目指して歩いたバチカンの壁際に出ました。


2.jpg

写真左側がバチカンの壁。この頃には結構ズブ濡れです。

ここから、ひたすらバチカン博物館の入口を目指すのですが、大聖堂から博物館の入口までは
軽く1キロはあると思います。むちゃくちゃ遠いです。さらに雨となると・・・。

そうして、やっと入口に着きました。あーしんど!

警備員にはクロークの引換券を見せたら中に入れてもらえます。

間違ってバチカン博物館のチケットの半券を見せたので「中に入る目的は?」と質問されました。
やはりセキュリティは厳しいです。

というわけで、博物館でクロークに荷物を預けた人は、システィーナ礼拝堂から真っすぐ
サン・ピエトロ大聖堂に行ってしまうと、延々と外側を歩いて博物館に戻って来る必要があります。
(まあ、普通に博物館の出口を出ても外側を歩いて大聖堂に行く必要がありますが。)

システィーナ礼拝堂から左の扉を通って博物館の元の場所に戻るのも結構歩きますが、
大聖堂から歩いて戻るより距離は短いです。そしてこちらは屋内です。

そして、バチカン博物館の出口は、有名な螺旋階段を通って出ますが、
ショートカット・ルートを行くと、この螺旋階段が見られません。

私は旅行から戻ってこの螺旋階段を見忘れたことに気付きました。残念です。

但し、入口と出口は近いので、博物館に入場して最初に螺旋階段を見に行くことも出来るようです。
そしてまた元の場所に戻るわけですが、係の人に聞かないと全く方向が分からないでしょうね。

それほどバチカン博物館の中はややこしいです。

余談ですが、この螺旋階段は映画ゴッドファーザー パートⅢのバチカンのシーンで出てくる
という書き込みがたくさんありますが、映画の螺旋階段はこれではありません。
私、このDVDを持っているので見て確かめました。

でも、ネットに上がっている画像を見ると、私もこれだ!と思ってしまったので、
勘違いする方々の気持ちはよーく分かります。

とにかく、荷物を預けようという方は、螺旋階段やバチカン図書館をスキップするのか、
どうしてもセキュリティチェックを省略したいのか、など、色々吟味してみて下さい。

そして、訪問が冬なら、預けられないのに無理やり上着を預ける必要はないかと。(^^;

以上、どなたかの参考になれば幸いです。


posted by サラミ at 22:51| Comment(0) | 18ローマ・バチカン | 更新情報をチェックする
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