南インド旅行のフライト日程は以下の通り。
2月14日(土) AI 349 22:00 上海発 → 翌日02:45 デリー着
2月15日(日) AI 439 06:55 デリー発 → 09:45 チェンナイ着
2月15日(日) AI 439 06:55 デリー発 → 09:45 チェンナイ着
2月23日(月) AI 672 14:00 マドゥライ発 → 17:35 ムンバイ着
2月24日(火) AI 348 08:15 ムンバイ発 → 20:20 上海着
今回は2月24日(火) AI 348 08:15 ムンバイ発 → 20:20 上海着 の最後のフライトです。
実はこの便はデリー経由でした。実際は、
08:15 ムンバイ発 → 10:30 デリー着
11:55 デリー発 → 20:20 上海着
というフライトで乗り継ぎの待ち時間も長かったのですが、
飛行機から降りることは許されませんでした。フライト時間は合計9時間35分でした。
空港には2時間前に到着。
ムンバイの空港もデリーに劣らずキレイです。インドとは思えません。
早朝だったせいか、チェックインカウンターはガラガラでした。
ただし、係員の男性は丁寧なものの仕事がノロく、ああインドだな~という感じ。(^^;
私達はすでにウェブ・チェックインを終えているので、荷物を預けて搭乗券をもらうだけなのに、
男性はひたすら「コリアのビザは?」と言い続けています。
コリア?と思っていたら、男性は上海は韓国の都市だと勘違いしているのでした。
「シャンハイは中国です。」と中国のビザを示して無事終了。
インドに入国する時のアライバル・ビザの審査官といい、
こんな一般常識的なこともインド人は知らないのかと少し驚きました。
インドは広いし文化も特色があって強烈だし、インド人は外の世界に対して関心が薄いのかな。
だけど、空港の人が世界の主要都市を知らないでは済まないのでは。しかも同じアジアで。
こんなことがありましたが、搭乗手続きはすんなり終わりました。
イミグレーションもガラガラで拍子抜け。ちなみに出国カードを書くのはインド人だけでした。
手荷物検査場に移動すると、意外なことにそんなに混んでいませんでした。
ここで、サラミ夫が飲みかけのペットボトルの水をバッグに入れたまま検査に進みました。
前に捨てるのを忘れていた水がすんなり通ったので、もしかしたら禁止でないのかも?
と思ったのでした。
まあ、ダメだったら没収されるだろうし。
すると今回も、ペットボトル2本共ちゃんと見ていたのに何も言われませんでした。
どうやらインドでは水は持ち込んでもOKみたいです。
ここで、係員が私のショルダーバッグのタグにスタンプを押すのを忘れました。
すぐに私が気づいて「スタンプ押して~!」とおっさん係員に言って押してもらいました。
おお、インドは最後まで気が抜けへんわ~。(^^;
免税エリアには朝7時にやって来ました。ここもキレイですね~。
レストランやカフェも煌びやかです。何度も繰り返しますが、ここがインドとは・・・。
お土産が買えるお店もいくつかあったので、ここで残りのルピーを使い切りました。
手持ちのルピーが合計金額より少なかったので、持っているルピーの分だけ現金払いにし、
残りの差額をクレジットカードで支払いました。これでルピーは全部なくなりました。
しかし、買い物に夢中になりすぎて、気が付いたらファイナルコールのアナウンスが。
やばいっ!!ドドド~っと急いでゲートへ。そのまま乗り込みました。
機材は上海から来た時と同じく、ボーイング787-8のドリームライナーです。
ムンバイには前日の夕方に来たので気づいていませんでしたが、
こうやって機内から外を見るとものすごい大気汚染でした。明らかに上海よりひどい。
座席は行きと同じく3-3-3の配列です。
デリーでいっぱい乗り込んで来るのか、ここムンバイではガラガラでした。
私達の座席は、これまた行きと同じく一番後ろの列で2席だけ。
2席だけなので、前の1番左の席にテーブルがありません。
ここ、左に余裕があって、とても楽なのです。
脱いだ靴は前列の窓際(一番左)の座席の下に置けるので、自分の足元が広々~。
予定通り飛び立つと、窓の電子カーテンは自動的にこのブルーに。
このフライトでサービスしてもらった客室乗務員はベテランらしき恰幅の良いおばちゃんで、
英語もノーマルだし接客態度も丁寧で慣れているし、とても良い方でした。
しかし、座席が1番後ろというのはやはり機内食の希望が通らないようで、
今回もノンベジは売り切れとのことでした。
おばちゃんは「ベジの機内食も美味しいのよ~、カッテージチーズのカレーよ。」
と必死で慰めてくれました。
ここでサラミ夫が、行きのフライトでもベジ食しか食べられなかったので、
次のデリーから上海までの時の機内食は絶対にノンベジにして欲しい!とお願いしました。
おばちゃんは快く了承してくれました。約束したから次の機内食は大丈夫かな。
というわけで出てきたベジ食。インドのカッテージチーズはパニールといいます。
しかし、食べてみたら、このベジ食がむちゃくちゃ美味しかったのです!
横を通ったおばちゃんに思わず「美味しいよ~!」と伝えたくらいです。
おばちゃんも笑顔で「良かったわ~!」とニッコリ。
ただし、クロワッサンはバサバサです。
エア・インディアの機内食は、インド料理以外は苦手みたいです。
カレーももちろんですが、右の赤いやつがモチモチの食感で美味しい~!
赤いけど辛くはなく、炭水化物の主食系です。これ一体何だったのでしょう。
おばちゃんに名前を聞けば良かった~!
そして飛行機はデリーに10分早く到着。やっぱり空気は汚れている気がします。
そして、またほとんどの人が降りてしまいました。
次の離陸まで1時間以上あるので、私達も一旦降りるのかと準備をしていたのですが、
残っている人の様子を見るとみんな降りません。
ガーン!ちょっと位デリーの空港でお土産見たかった~。(←まだ未練が。)
中国系航空会社のフライトで、昆明経由で南の端のシーサンパンナまで行った時は、
一旦降ろされてターミナルで待ってたけどな。
降ろすと色々面倒なんでしょうけど、機内に1時間以上缶詰めにされてもツライ。
この間、客室乗務員のおばちゃんは、乗客の座席に座って新聞を読んでいました。
と、目の前で機内清掃が始まりました。この人は掃除機をかける係。
こちらはゴミを集める係。
機内清掃の係は全員男性でした。しかし、テーブルの拭き方とか、見てたらすっごく雑~。
エア・インディアの機内の薄汚れた感じは、この雑なメンテナンスにあると確信しました。
もっと洗剤を使って拭かないと、特にトイレとか、あちこちの黒ずみは取れないよ。
とツッコミたくなりました。だって雑巾で乾拭きするだけ!んなアホな~。
掃除も終わってしばらくすると、次の乗客が続々と乗り込んできました。
次は上海に向かうので乗客の大部分は中国人で、いきなり騒がしくなりました。
ああ、雰囲気がもう中国だわー。(よくあることですが。)
飛行機はほぼ定刻通りに飛び立ち、窓の電子カーテンはまたこのブルーに。
この電子カーテンが不思議で、色が変わる瞬間を見たいと思っていたのに、
目を離した隙に色が変わるので、とうとう最後までよく分からないまま終わりました。
ドリンクのサービスが来た時、前の人がビールを頼んでいたので私も頼んでみました。
インドのキングフィッシャー・ビールかと思ったらカールスバーグでした。え?
カートを見ると、引き出しには白ワインの小瓶もありました。
インド料理とワインは合わない気がしたので頼みませんでしたが。
おばちゃんは、私達が機内食にノンベジを強く求めたのを意識したのか、
なぜか私達だけピーナッツの袋を2袋ずつくれました。
さらに、1袋はおばちゃんが私達の足元に落としてしまったので、追加で1袋。
落ちた袋はもちろん自分で拾ったので、合計5袋も。あらま。
そして、機内食を配る時は、おばちゃんは私達のところに真っ先に来てくれました。(^^)v
ノンベジはチキンとフィッシュが選べるというので、1つずつ頂きました。
こちらはチキン。左のヤツが美味しかったです。ビールともピッタリ。
こちらはフィッシュカレー。見た目はいけてませんが、とっても美味しかったです!
しかし、前方を見ると、こんなに美味しい機内食を断って、
お湯をもらって超巨大なカップ麺を食べる人がチラホラ。
中国人は本当に中華以外の料理が苦手なのでした。
食後、サラミ夫は本を読もうとしましたが照明が壊れていました。(涙)
私の方は、機内エンターテイメントにテニスのゲームがあったので挑戦しましたが、
コントローラーが上手く使えずボロ負けするので途中で止めました。(笑)
でも、全ての座席にUSBポートがあるので、私は自分のスマホで音楽を聴いていました。
しかし、B788で新しい機材なのに、あちこち故障したままというのは、
そのままエア・インディアの評判に繋がっているのだろうと思います。
また、この帰りの便は、乗っている中国人乗客のマナーが悪かったです。
乗る航空会社によって中国人客の層が違うということは、
何度も上海から国際便に乗って実感していることですが、エア・インディアはひどい方でした。
ま、価格の安い航空会社の便に乗ると乗客のマナーも下がるということです。
エミレーツに乗った時は中国人乗客はマナーの良い人ばかりでしたし。
これは、日本から乗っていたらあまり経験しないことでしょうね~。
地方の空港から田舎の団体客と同乗でもしない限り、日本人のマナーの良さは均一的です。
機内では、離陸時や着陸時に平気で立ち上がる人が後を立たず、
客室乗務員が注意して回るのに必死。
あと、使用禁止にしていた最後列の中央座席の3席に移動しては横になって寝る人も
後を立たず、我らがおばちゃん乗務員は、後ろで他の男性客室乗務員に向かって
なんで座席を閉鎖しないのよーっ!空けてるからでしょっ!!
とキレて怒鳴りまくっていました。(笑)
おばちゃんの言う通りです。使用禁止だなんてどこにも書いてないし、みんな分からないはず。
中国人乗客のマナーも問題だけど、エア・インディアの対応もマズイのです。
着陸態勢で立ち上がってしまう人とか、みんなルールを知らないだけで
悪気があってやっているわけではないのです。(それも困るけど。)
が、こんな風にテーブルに足を乗せて寝ている中年のおばさんもいましたな。
この人は私の席からよく見えたので、本当に目障りでした。煩いしウロつくし。
ちなみにこれは、中央席の人が左座席のテーブルに足を乗せている図です。(呆)
こんな感じで最後の最後は他の中国人乗客の悪影響を受けた感じですが、
座席もゆったりしているし、エア・インディアのフライトはとても楽でした。
上海には予定より少し早く到着し、その点でも問題ありませんでした。
インド料理が嫌いでなくて、機内エンターテイメントより座席の広さを重視する人は、
エア・インディアもいいのではないでしょうか。(遅延の件は分かりませんが。)
インド料理というのは機内食向きなんだな~、と実感した今回のエア・インディアでした。