2011年07月28日

イタリア7日目 フィレンツェ2日目のディナー

2010年10月7日(木) フィレンツェ2日目のディナー

ガイドブックを全くアテにせずいつもお店を探す私達、今日もお店を歩いて探します。

適当に入ったお店はこちら。


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トラットリア・マリオーネ(Trattoria Marione)というお店です。
(後になって、ガイドブックに載っていることを知りました。) 

もっと早い時間に前を通った時はすごい行列でしたが、少し空いてきた感じだったので夫がここに決定。
しかし、中は満席ですごい熱気。現地の人が多い印象を受けました。


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ということで、地下に案内されました。しかし地下もほぼ満席で、隣の席との距離が狭いです。

注文したのはこちら。


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ドリンクは、ミネラルウォーターが多分ハーフサイズで1ユーロ
クォーターのハウスワインの赤が2.5ユーロ
夫はお酒が飲めないので、ワインの注文はいつもボトルでなくデキャンタになります。

パンの皿には透かしが入っていてこれが可愛い。ウチにも欲しい!


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シーフード三昧だったヴェネツィアとは打って変わって、「もちろん肉食うんだよな?」みたいな
肉用ナイフがドドーン。さすが肉食の都フィレンツェ。お皿もトスカーナの農家といった感じで可愛いです。


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お店はちょっと写真を撮れるような雰囲気ではなく、ササッと自分のテーブルだけ撮影。


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この旅行でまだ1回も食べていないので、ベタですがカプレーゼを。お値段は7.5ユーロ
本場で食べるモッツァレラはフレッシュです。上海では買う気がせず、いつも豆腐で代用しているので感動です。


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お皿の一方に偏ってやってきたこちらは豚肉です。偏っているのはまあ愛嬌ということで。(^^)
本当はビーフを注文したのですが品切れで急遽こちらに。12.5ユーロ

余談ですが、このお店はむちゃくちゃ繁盛しており、ウェイターの兄ちゃんもキヨスクのおばちゃん並み。
品切れと言われ、「え?じゃあ、えーと・・・」とちょっと迷って言葉に詰まったら、モロに「チッ!」てイライラした顔。

兄ちゃん数十秒くらい待たんかい。品切れはそっちのせいやんけ。

日本人ならば「あ、すいませんっ」と焦るところですが、そんなべらぼうに待たせているわけでもないし、
イライラするこの兄ちゃんのことは気にせず、別のオススメを聞いて豚肉に変更。

中国に住んでいると、この程度では動じなくなるのです。(だんだん厚かましくなるというか・・・)

しかし、イライラ兄ちゃんってばブラボー!この豚肉のグリル、むちゃくちゃ美味しかった!!
フィレンツェは牛肉が有名ですが、豚肉も美味しいですよー!!と声を大にして言いたい。


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そしてパスタ。適当に頼んだらフツーにボロネーゼが来てしまいました。あらま、昨日もボロネーゼだったが。
ベーシックメニューなので大きな感動はないけど、これはこれで美味しかったです。9.5ユーロ也。
人目をはばかって写真を撮ったので隠し撮りみたいになってしまいました。

途中、お隣の席に巨大なビステッカ(牛肉ステーキ)が来ました。
あまりにデカさに「おおー!」と見つめていたら、お隣さんが笑いながら、
残念だけど君達にはあげられないよ。」 とジョーク。分かっとりまんがな。(笑)


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最後にエスプレッソで一息。お値段不明です。その他、席料が1人2ユーロ付きました。

食べ終わってまったりした後、ようやくイライラ兄ちゃんを捕まえてお会計です。
しかし、ワインがボトルで13.5ユーロというお値段でついてきやがりました。
・・・2.5ユーロが13.5ユーロって有り得へんやろ。日本人をなめとんのか。

ここは夫ではなく、ワインを飲んだ私が兄ちゃんに指摘。すると、間違いを指摘された兄ちゃんは、
訂正?なんだも~面倒くせ~!」という顔をしてレシートと共に去っていきました。仕事増えたね。ふふ。

とはいえ、飲んだはずのエスプレッソは逆についていなかったので、バタバタしていて間違えた可能性が大かと。

兄ちゃんは、間違ったレシートと兄ちゃん直筆のオーダーの紙の両方を持ってきて、料金を訂正してくれました。
が、兄ちゃんの直筆にはカプレーゼが13.5ユーロとありました。
うーん、お値段低めのこのお店でアンティパストが13.5ユーロってホンマ?

結局、何がホントかよく分からないままこのお店を後にしたのでした。

イタリアでは、レシートはお会計の前によく確認しましょう。(上海生活では基本中の基本です。)


posted by サラミ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 10イタリア北部 | 更新情報をチェックする

イタリア7日目 夜のフィレンツェ散策

2010年10月7日(木) 夜のフィレンツェ散策

ツアーから戻って夕食までの間に、ヴェッキオ橋までブラブラ散策することにしました。

ツアーは駅の近くで解散したので、そこからテクテクと歩いていきます。

途中、夫が前日ショーウィンドーを覗いて狙っていたお店で、Yシャツをセール価格の40ユーロで購入。
イタリアは、そのヘンのお店で質の良いものが売っているのがいいですねー。上海の路面店といえば・・・。


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レプッブリカ(共和国)広場に出ました。もうすっかり辺りは暗くなり、若者がたくさん集まっています。
何でも、最初フィレンツェはこの広場から始まったのだとか。古代ローマ時代というから古いお話です。

ここからさらにシニョーリア広場を目指します。


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少し歩くと到着しました。目の前にそびえるヴェッキオ宮殿。昔の共和国時代の政庁舎です。


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この広場には彫像がたくさん。中心スポットだけあり、夜でも人がいっぱいです。


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こちら、ランツィの回廊(ロッジア・デイ・ランツィ)は1374年にコジモ一世の命で建設。
前で座って休んでいる人がいっぱいです。夜は彫像に影が出来て雰囲気が変わりますね。


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決して気温が高いわけではないのですが、広場に面したオープンカフェで食事する人もいっぱいです。
こちらは老舗バールのリヴォワール

そしてヴェッキオ橋へ。


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当然ながら閉まっています。が、夜はこんな雰囲気なんですか。意外・・・。


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工事中のような場所もあり、なんだか夜はボロボロという印象です。


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お店のないこのエリアでは若者がたむろし、ストリートライブが行われていました。
うーん、ここは女性1人で来るのはどうでしょう。微妙な雰囲気でした。時間がもっと遅かったらアウトですね。


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とはいえ、みなさんガンガン通り抜けてますが。


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ヴェッキオ橋からもドゥオーモのクーポラが見えます。ブレちゃったので写真は小さく。
ドゥオーモはどこからでも顔を出しますね。生きてるみたい。


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←ドゥオーモはやっぱりコイツやわ。


とかそんなことを思いながら歩いていたら、


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橋の向こう側に着いてしまいました。フツーの街並みですね。


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ということで引き返します。よくもこんなんで盗難に遭いませんね。

どうせなら昼間にヴェッキオ橋に来たらいいのではないかと思われるでしょうが、私自身が貴金属に興味がなく、
ここより他に行きたい場所がいっぱいあったので、どんな感じかちょこっと覗きに来た、というわけです。

ここからブランドショップ・ストリートのトルナブォーニ通りのショーウィンドーを眺めながら歩き、
何となく左折して入った道はスパーダ通りでした。


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トルナブォーニ通りとスパーダ通りの交差した所にロベルト・カヴァッリのカフェを発見。
ちなみにカヴァッリはフィレンツェ出身のファッションデザイナーです。
梱包用のボックスがゼブラだの豹だのアニマル柄なのがカヴァッリらしくてスタイリッシュ。

しかし、カヴァッリの服はアニマル柄のみならず魚のウロコの柄なんかも多く、着るには勇気が要ります。
上海では、デパートのスーパーブランド・セールでよくが流れてきます。(おそらく本物。)

さあ、そろそろいい時間になってきたので、適当にレストランを探して入ることにしました。
posted by サラミ at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 10イタリア北部 | 更新情報をチェックする

2011年07月27日

イタリア7日目 ドゥオーモ付属美術館

2010年10月7日(木) シエナ ドゥオーモ付属美術館

シエナ大聖堂を見学を終えた後、周囲を見渡すと、ツアー参加者もガイドさんもいません。

お、置いてかれたで~!

サン・ジミニャーノでは勘違いでしたが、今度は本当に置いていかれました。(^^;
どうも私達は見学に夢中になり過ぎてしまったようです。

あたふたとドゥオーモの外に出ると、目の前の階段のところで座って暇をつぶしているツアーガイドさんが。
(シエナでは現地ガイドさんが案内してくれていました。)

みんなどこに行ったんですか?」と聞いたら、ドゥオーモ付属美術館の入口まで案内してくれました。
私達の分のチケットもツアーガイドさんが持っていてくれたようで、すんなりと中に入れました。


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おお。いきなりさっき見たドゥッチョのステンドグラスのオリジナルです。
その周囲を、ドゥオーモのファサードの上に飾られていた彫刻のオリジナルが取り囲んでいます。
彫刻は上から見下ろす姿なので、みなさん猫背で首が前に出ていますね。

おそらく写真撮影はダメだったかも知れません。が、誰もいません。こんなすごい物があるのに、なぜガラガラ?


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こちら、夫のビデオカメラで撮ったステンドグラスのアップ。内容は「聖母の生涯」です。

とはいえ、早くツアーの集団に合流しなければいけないので、ここでゆっくりするわけにもいかず、
夫がすばやく解説パネルの撮影だけして、その場を離れました。(読んでいる暇がなかった。)


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実は、解説のパネルにはこのように数字が打たれており、


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そして各々の図柄の説明が。例えば、1番は「聖母の死」です。


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こちらはステンドグラスの中央、2番の図柄で「聖母の被昇天」です。


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こちらは中央左、4番の図柄で「聖バルトロマイと聖アンサヌス」。聖アンサヌスはシエナの守護聖人です。


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こちら、ドゥオーモ脇の鐘楼の下の方に設置されていた「聖母子像」(by ドナテッロ)のオリジナル。
シエナ大聖堂は彫刻などのほとんどをレプリカで置き換えているので、本物はこちら付属美術館にあります。

レプリカで置き換えるというのは素人にもイメージしやすく、分かりやすくて良いと思います。
フィレンツェのドゥオーモ内部は何もなくてガラーンとしていましたから。

2階に上がると絵画がいっぱい。そこでやっと同じツアーの人々を見つけました。
現地ガイドさんが絵の前で解説しているところへ私達も合流。しかし、途中からなのでよく分からず。

ここでの最大の見所は、ドゥッチョによる「荘厳の聖母(マエスタ)」です。
当然ながら写真は撮っていませんが、少し前にプッブリコ宮の市立美術館で見たシモーネ・マルティーニ
荘厳の聖母」と似たような感じ。ただ、ドゥッチョの絵の方がより平面的か。

そりゃそうです。絵の題材も同じだし、シモーネ・マルティーニはドゥッチョの弟子だったと言われている人。

しかし、「ドゥッチョなんて知らんかったなあ。」などと思っているサラミはド素人。
他に見た絵は、現地ガイドさんの努力も虚しくあんまり覚えていません。

ガイドツアーというのは自分で積極的にメモでも取らない限り、受身なのですぐ忘れるんだな、と反省。

一通り見学した後、美術館を後にしました。おそらく3階には行っていません。(私達だけかも知れませんが。)
そして、すっごく眺めが良いという屋上にも上がっていません。(これも私達だけかも知れませんが。)


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最後はシエナ大聖堂の裏側を抜けてバスターミナルまで歩いて戻ります。写真は大聖堂の裏側にある例の
洗礼堂」の入口。上の方がのっぺらーとしているのは、途中で工事がストップしたからだとか。


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帰りに眺めのよい場所を通りました。
フィレンツェよりこじんまりしているので、シエナに数日滞在するのもいいかも知れません。


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向こうにあった建物はサン・ドメニコ教会。今回は行けませんでした。

ひたすらみんなで結構な距離をテクテク歩き、気がついたら来た時と同じ道に出ていました。


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ここはサリンベーニ広場。行きも通りました。
何でも、ここは年代の違う3つの屋敷がくっついて建っており、左は16世紀バロック様式
中央は14世紀ゴシック様式、右は15世紀ルネサンス様式だそうな。窓の形が違いますね。

そしてバスターミナルへ到着。もう汗だくで喉がカラカラ!10月なのにいいお天気でした。

トイレに行きたい方はここで先に行って下さい!」とのことで、バスに乗る前に有料トイレへ。
1人50セントというお値段で、中は・・・。イタリアなので仕方ないか。

そして、自販機を見つけてコカ・コーラを買うという贅沢に手を染めてしまいました。
値段を忘れてしまったのですが、イタリアでは、コーラはお店のグラスワイン1杯より高いのです!

そんなことをしてバスの所に戻ったら、あらら、現地ガイドさんがいない。どうやら帰っちゃったみたいです。
ということで、チップを渡しそびれました。トイレに行く前に渡すべきだったのかも。

帰りのバスではみんな静か。歩き疲れて私もうとうと眠りました。でも日の暮れる景色はこれまたキレイ。


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ただの片田舎のはずなのですが、ものすごく古いものが残っているのですね。首取れてますけど。

しばらくして、バスがフィレンツェの街中に戻ってきました。


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ぐわっ!ベッキオ橋!でも、突然現れたので焦って撮ってしまい、ブレブレ。


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落ち着いて撮った反対側の橋。夕日もアルノ川もキレイです。

こうして、シエナ&サン・ジミニャーノ1日ツアーは無事に終わりました。
posted by サラミ at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 10イタリア北部 | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

イタリア7日目 ドゥオーモ内部

2010年10月7日(木) シエナ大聖堂の内部

ガイドさんから説明を一通り聞いた後、ついにシエナ大聖堂の中に入ります。

こちらの入場料はツアーに含まれているので小さいパンフレットのようなものだけ貰いましたが、
ドゥオーモや付属美術館など全部を含むチケットの料金は、1人10ユーロと書いてありました。

正直、シエナ大聖堂の迫力がすごかったので、ブログに載せる写真を選ぶのにも悩みました。
が、かなり薄暗かったのか、撮りまくったワリにピンボケの写真ばかりで自分でガッカリ。

そんな中、何とか載せちゃう写真です。イマイチですいません。


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入ってビックリの華美な装飾。床の大理石の象嵌細工に白黒の縞模様。「強烈」という単語がピッタリかと。


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後陣の中央祭壇に至るまでとにかく絢爛豪華。かといって金ピカではないのがイタリアですね。
左に写っている彫り物らしき物体はニコラ・ピサーノとその弟子達による「説教壇」です。

この説教壇の浮き彫りにキリストの姿があります。
美術書には、「十字架をY字型にしてキリストの苦悩を表現している」とありますが、
確かに自身の重みで下がっている感じで、見ていても非常にキリストの両手が痛そうです・・・。


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天井は、深い群青色に星がきらめくようなデザインです。生首みたいな歴代司祭の像もズラ~っと。


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クーポラ(丸い屋根)の中も星がキラリ。


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ファサード裏のステンドグラスは「最後の晩餐」です。


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先ほどチラッと登場したニコラ・ピサーノとその弟子達による説教壇。八角形なんですね。

ガイドさんのお話では、フィレンツェのドゥオーモに負けない部分は「」だということでした。
それは、他で負けるからってことか?と思ったりしましたが、そんなことガイドさんには言うまい。


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確かに床の象嵌細工は素晴らしい。
図柄が宗教的なものだけでなく、ギリシャ・ローマ神話みたいなのもあって印象的。


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今まで幾何学模様の床を多く見てきたので、この細かい象嵌細工の大理石の床には惚れ惚れ。
ぜひとも、天井から吊り下げられて床を見てみたいものです。

ガイドさんは熱心に内部の説明をしてくれます。が、すごすぎてゆっくり聞いていられません。

左奥のピッコローミニ家の図書館に行ってみると・・・


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なんじゃこの伊万里焼みたいな空間は!もんのすご~くキレイで目を見張ります。

何でも、フランチェスコ・ピッコローミニ枢機卿(後のピウス3世)が、叔父の教皇ピウス2世の蔵書を保管する
ために作らせたのだそうです。フツーに想像する「図書館」とはワケが違います。「書庫」と言うべきか。


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天井がとにかく豪華。これが図書館だというのが信じられません。ピッコローミニさん、さすがのお家柄。


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壁にはピウス2世の生涯を描いたフレスコ画が。


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中央には三美神の彫刻が。ちなみに、この部屋は1495年に出来たそうで全てルネサンス様式です。


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ピウス2世の蔵書の1つ、聖歌隊用の楽譜です。ちょっと天井と壁のキンキラがガラスに映り込んでますが。


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ピッコローミニ家の図書館を出たすぐの所にはピッコローミニ家の祭壇があります。
周囲の4体の聖人像のうち、下の2つの「聖パウロ」と「聖ペテロ」はミケランジェロの作だとか。

続いて、図書館の横にあった洗礼者ヨハネ礼拝堂へ。


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こちらもルネサンス様式です。真ん中の洗礼者ヨハネの像はドナテッロの作。


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こちらはビデオカメラのズームで撮ったものなので画像が荒れてます。
前の日にフィレンツェで見たドナテッロの「マグダラのマリア」に似ていると思いました。同じ人ですしね。


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こちらは後陣の中央祭壇です。大理石の祭壇がシックでキレイです。
祭壇の後にあるこげ茶色の椅子は聖歌隊席ですが、後から増設したのだとか。


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後陣のステンドグラスはドゥッチョの作。これ、どうもレプリカらしく、本物は付属美術館にあるそうな。


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右側を見ると、布で大きく覆われている空間が。えらく中途半端な感じを受けます。
実は、シエナ大聖堂は工事の途中でストップしたまま今に至っているので、こういう空間が存在するようです。

ガイドさんから聞いたお話はこうでした。

シエナ大聖堂は、元々ローマ時代にミネルヴァ神殿があった場所に建設されました。
12世紀の中頃に着工し、14世紀にはとりあえず完成。

その後、とりあえず完成した後、翼廊と中央祭壇の後ろに聖歌隊席を増築。
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このように、シエナ大聖堂は他でもよく見るラテン十字型です。

ところが、場所がなんと丘の上。シエナで一番の高台にあるのです。
増築の際にさらに縦長になっちゃったのでしょう。一番後ろの床下が浮いてしまうという事態に。

じゃあ、その隙間に洗礼堂を作っちまえ!

ということで、隙間を埋めるために洗礼堂も増築。・・・すごいアイデアです。
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とにかく、「フィレンツェのサンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂に負けたくなかった。」のだとか。

しかし、話はここで終わりません。「世界で一番大きな大聖堂にしよう!」との思いから、
今までの身廊(縦軸)を新しい翼廊(横軸)にし、大聖堂の向きを右に90度回転させるという大改築を計画。
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しかし、シエナはどんどん衰退していき、最後に1348年のペストの大流行で、工事は完全にストップ。

現在、この図の赤い線の部分だけは出来上がっています。(ほとんど壁だけですが。)
完成しなかった幻の身廊の一部分は、今はドゥオーモ付属美術館になっています。

こんなわけで、未完成のシエナ大聖堂にはものすごい歴史が詰まっているのです。
その紆余曲折を聞くにつけ、大聖堂の豪華さを見るにつけ、シエナのプライドの高さにも恐れ入るばかりです。

ただ、フィレンツェのドゥオーモの美しさに比べると、シエナ大聖堂は圧倒的ではあるものの、
豪華絢爛」と「ケバイ」のギリギリの境目にも見え、まとまりのない感じは否めません。

ガイドさんには申し訳ないのですが、私には、フィレンツェが「利休」でシエナが「秀吉」に見えました。
ガイドさんが、「シエナはこれがすごい、あれもすごい」と解説すればするほどフィレンツェの余裕が見え、

シエナのプライドはフィレンツェに勝てなくて悔しい気持ちの裏返しなんだな

と思えてしまうのでした。
posted by サラミ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 10イタリア北部 | 更新情報をチェックする

2011年07月21日

イタリア7日目 シエナ大聖堂へ

2010年10月7日(木) シエナ大聖堂へ移動

ツアーの集合時間が来ました。ここからはシエナの現地ガイドの女性が案内してくれます。

カンポ広場の一角に全員集まり、まずカンポ広場やプッブリコ宮などの説明を聞きました。
そして、年に一度の一大イベント「パリオ」について熱く熱~く語るのを延々と聞かされました。
ガイドさんは、それはそれはシエナに誇りを持っているようで、本人自身もハッキリとそう言っていました。

そんなわけで、いきなりのご当地自慢(←当然ですが)は暑苦しいくらいでした。(笑)
しかし、ガイドさんはとても感じのよい中年の女性で、説明も上手だし、とても分かり易かったです。
(ただし私がついていける英語力の範囲で。)

ガイドさんはついにシエナ大聖堂(ドゥオーモ)に向けて歩き出しました。


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自分で地図を見ながら歩いているわけではないので、どこの通りを歩いているのかよく分かりません。
が、後で地図で確認したところ、おそらくチッタ通りという道でした。

途中、見所を通った時にはガイドさんが立ち止まって説明してくれて、そしてすぐにまた歩き出します。


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こちらは、キージ・サラチーニ宮。現在のキジアーナ音楽院です。
1930年にキージ・サラチーニ伯爵が設立した世界的に有名な音楽院で、ここの夏期マスターコースには
全世界から生徒が集まります。ズービン・メータやバレンボイムなどの有名指揮者もここで学んだとか。

ガイドさんが早いペースで移動していくのでゆっくり写真を撮るヒマはなく、その場で見上げてパシャ!


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と、サン・ジミニャーノに続いてここでもイノシシ発見!この辺りはイノシシ肉がメジャーなのですね。


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店内をササッと激写。あれもきっとイノシシのサラミに違いない。食べたーい。
しかしツアーです。途中で勝手にお店に立ち寄るなど許されません。イノシシよ、さらば。


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こちらはピッコローミニ・デッレ・パペッセ宮(Palazzo Piccolomini delle Papesse)。
ルネサンス様式です。上と下で使っている石が違うんですね。
ちなみに、ピッコローミニとは13世紀に台頭したシエナの有力貴族だとか。そのお屋敷ですね。

現地ガイドさんは、昔のシエナの有力貴族のお屋敷の前で立ち止まっては、中世のシエナの繁栄ぶりを、
これでもかーこれでもかー、とえんえんと語ってくれるのでした。まるで自宅の自慢でもしているかのように。

最後に急な坂道に差し掛かりました。


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結構キツイ坂道です。しかしガイドさんは現地の人だけあり、動じることなくスタスタと歩いていきます。
私達も、はぐれてはいけないとの思いからスタスタとついていきます。もちろん私もスニーカー。


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と、いきなり視界が開け、突然目の前にシエナ大聖堂(ドゥオーモ)の側面が!美しい縞模様です。


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ドドーンとそびえるシエナ大聖堂。大きい!ゴシック様式のファサード(正面)は壮麗のひと言に尽きます。
といっても、様式はロマネスクからゴシックに跨っているとか。なんせ建てるのに200年位かかってますから。

このドゥオーモも上から見ると十字架の形をしており、身廊(縦)が80m、翼廊(横)が52mだそうな。
この規模になると白と黒の縞模様が強烈ですが、黒部分の大理石は、実は深緑だとか。そうは見えないけど。


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ものすごく天候に恵まれたお陰で、一番上まで良く見えました。


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お天気良すぎて色が飛んじゃってますが、正面の絵もキレイです。


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真下から見上げるとこのド迫力。精緻な彫りと淡い大理石の色の見事なこと!
確かにガイドさんが自慢するのも頷けるレベルです。「度肝を抜く」とはこの事でしょうね。

この後、内部見学をする前に、ガイドさんからシエナ大聖堂の建設にまつわる有り得ない話を聞きました。
シエナの人のフィレンツェに対抗する心と自尊心がよく表れているお話でしたが、それはまた次回に。

それでは中に入ります。
posted by サラミ at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 10イタリア北部 | 更新情報をチェックする
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