2015年12月13日

NY6日目:メトロポリタン美術館 ヨーロッパ絵画1

2015年10月7日(水) メトロポリタン美術館 ヨーロッパ絵画1

すっかりお昼を過ぎました。が、この日は朝パンケーキを死ぬほど食べて
あまりお腹が空いていなかったのと時間がなかったのとで、お昼は抜きで2階へ。

次はヨーロッパ絵画1250年~1800年のエリアを巡りました。


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ルーベンスの「ルーベンスと妻エレーヌ・フールマンと息子」。
自分も含めた家族の肖像画です。

奥さん若いな~と思ったのですが、この女性は2番目の妻で、その年の差なんと37歳

手元のガイドブックによると、2人は1630年に結婚したそうですが、
エレーヌは1614年生まれなので結婚した時はなんと16歳!ルーベンス53歳・・・。

この絵は1630年代半ばの作だそうで、エレーヌは20歳を過ぎたところですね。
そりゃー、ルーベンスもデレデレするはずだわ。と、この絵を見て思いました。

ルーベンスは1640年に亡くなりますから、これは晩年の幸せな絵です。

それにしても、どこの美術館に行ってもルーベンスの絵があるなぁ。
工房で助手に絵を描かせてたから枚数も多くなるわな。

ここにも、ルーベンス工房の絵がありました。


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こちらはヴァン・ダイクの「Lucas van Uffel」。この画家もルーベンスの弟子ですね。

フランドルの画家はこんな絵が多い~。


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フェルメールの部屋に来ました。この美術館にはフェルメールの作品が5点あります。

こちらは「リュートを調弦する女」。保存状態も悪かったらしく、色褪せも見られるような。
左側から光が入ってくるのはいつものパターンですが、ちょっと地味な印象を受けました。


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同じくフェルメールの「少女」。いわゆる典型的な美少女でないところが面白い。

「フェルメールが目指したのは肖像画ではなく個性表情の表現だ」とガイドブックにありましたが、
今の時代と何ら変わらん目のつけ方やな~、と感心しました。

ルノワールの美少女の絵より、こっちの方がよっぽど興味を掻き立てられますな。


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こちらもフェルメールの「眠る女」。

「テーブルの上にグラスが2つあり、おめかししたメイドの女性が
客をもてなした後に居眠りしているところだ」と英文の説明にありました。

そうなんです。邦題は「眠る女」ですが、英語ではメイド(Maid)とありました。

後ろのドアが開いていて向こうの部屋まで見えるとか、空間の描き方が面白いですね。

さらには、X線検査で分かったことだそうですが、向こうの部屋には男性
描かれていたものを、フェルメールはそれらを消して、壁にかかるキューピッドの絵に
置き換えて、好色(amorous)なテーマを曖昧にした、とか何とか。

その場では、何が好色なのか分からなかったのですが、ウィキペディアのこの絵の説明には
犬は性的なものを表すと書いてあり、英語の説明はそういうことを示唆してたのか、と納得。

でも、この絵をパッと見た限りでは、全然そんなこと分かりません。
しかも、なんで犬が性的なシンボルになるのか理解に苦しむのでした。分からん。(^^;

しかし、メイドがなぜかおめかししている、となると、もてなした相手は男性だったのかな。


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フェルメールの4枚目は「信仰の寓意」。その名の通り寓意画です。

邦題では「信仰」となっていますが、英文では「Catholic faith」です。

まず、なんでこの女性はこんな不自然なポーズを取っているのかと思いました。
他のフェルメール作品では有りえない仰々しさ。

しかし、この絵は風俗画ではなく宗教画なので、写実的な絵を描くフェルメールも、
この時ばかりはバロック絵画の手法を取り入れて劇的表現を試みたのだろう、

・・・ってどこかの評論か何かで読みました。どこだったか忘れた・・・。

とにかく、寓意画なので、この女性も生身の女性ではなく信仰を表すのだそうです。

寓意についてはリンゴ程度しか分からないので、なぜ女性が地球儀
踏んづけているのか、とか、ガラスの球体は何なのか、とか謎だらけでした。

その辺についてはウィキペディアに載ってました。→ウィキペディア「信仰の寓意

現地の英文の説明には、

公式にはプロテスタントだったネーデルラントで、結婚のためにカトリックに改宗した
フェルメールは、タペストリーの後ろにカトリック信者が礼拝する「隠された教会
というものを表したのだろう、

とも書かれていました。

全然分からないながらも思ったのは、青い色が鮮やかで美しかったことと、
左手前のタペストリーの柄が重厚でやはりフェルメールらしいな、ということでした。

ま、でも、後で意味を知るとなるほどーと思うものの、一発目は女性の不自然さ
どうしても気になってしまう作品でした。(笑)

そして、フェルメールのラスト、5つ目の作品は・・・

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衝撃の日本に貸し出し中。

フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」てヤツですわ。

しかし、はるばるニューヨークまで来て「水差しを持つ若い」が見られないなんてショック。
フェルメールの中でもこの絵を一番楽しみにしていたのに。

よりによって日本に行っているというのがますますショック。(涙)

悲しみに打ちひしがれたので一旦ここまで。

ヨーロッパ絵画1250年~1800年のエリアはまだ続きます。



posted by サラミ at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 15ニューヨーク | 更新情報をチェックする
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