2015年12月12日

NY6日目:メトロポリタン美術館 Robert Lehman Collection

2015年10月7日(水) メトロポリタン美術館 ロバート・リーマン・コレクション

これまでさんざん見てきましたが、まだ1階3分の1ほどしか見ていません。

次はロバート・リーマン・コレクションを見に行こうと思いましたが、武器・甲冑のエリアとの間に、
巨大なヨーロッパ彫刻・装飾美術のエリアがあったので、そこを通り抜けて行くことにしました。


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ヨーロッパ彫刻・装飾美術のエリアはこんな感じで、家具や大きな彫像とかタペストリーとか、
果てはヨーロッパの宮殿みたいなバロック調の部屋をまるまる移設展示していたりと巨大です。

私達は本当にすっ飛ばさなければヨーロッパ絵画に辿り着けない
と危機感を覚えたので、通り抜けた所しか見ていません。写真もほとんど撮っていません。


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すごいテーブルのそばを通ったので思わず撮りました。

ローマのファルネーゼ宮のテーブルだそうな。大理石の色とデザインがいかにもイタリア


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これは、ガイドブックに一発目に大きく紹介されていたのでしっかり見ました。
妖精(Winged Child)」とあり、噴水の上にあったということで、ここでもえらく高い所に。

私は勝手にこの作者がドナテッロだと思っていたのですが、ガイドブックをよく見ると、

ドナテッロ(ドナート・ディ・ニッコロ・ディ・ベット・バルディ)の同僚

と書かれていました。の同僚って何ーーーっ!?

しかも、「の同僚」だけフォントが小さいんですよ!騙されたー!
とはいえ、ドナテッロによく似てますわ。


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一瞬だけ中世美術のエリアを通りましたが、ここは完全にスルーしました。

ここからいよいよロバート・リーマン・コレクションです。

ところで、ロバート・リーマンて誰やねんと思ったら、
あのリーマン・ショックでお馴染みの、リーマン・ブラザーズの昔の社長だそうな。

その先代から集めに集めた美術品は多岐にわたり、絵画のみならず置物タペストリーまで。

あまりに趣味が広範囲すぎて、どこに集中して見たらいいのか困りました。
しかも、個人のコレクションのくせにエリアも広いです。

これらの美術品を寄贈した時には、まさか自分の会社が倒産するなんて
夢にも思わなかったに違いない。


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まずは絵画から。マティスの「コリウールのオリーブの木」。



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こちらもマティス。「Spanish Woman: Harmony in Blue」。
分かりやすくていいなあ。


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ゴーギャンの「タヒチの女性の入浴」。


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こちらはゴッホの「ルーラン夫人と赤ん坊」。
ゴッホが赤ちゃんを描くとこうなるのか~、と妙な感動を覚えました。優しさが出ている気がします。


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ユトリロの「40, Rue Ravignan」。ユトリロって材料にも使ってるんですね。知らんかった。


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別の部屋に来るとシックな壁紙の色にエル・グレコの絵がマッチしていました。
こちらは、「学者の姿をした聖ヒエロニムス」。


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サラミ夫のビデオカメラによるズーム。頭頂部の髪が薄い!芸が細かいです。


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さらにズーム。アップで見ると髭の1本1本まで繊細です。


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こちらもエル・グレコで「十字架を担うキリスト」。
どうも、この時代の人にしては、古典的な絵画というより劇画チックなのだなぁ。

このような素晴らしい作品を見て何なのですが、少女漫画家の青池保子の絵を思い出しました。
面長のせいかなぁ。面長といえば阿部寛にも似てる気が。あの人も劇画チックやもんな~。

やっぱり、えらく頭が小さいとか顔が細長いとか、現実離れした感じ(マニエリスムのせい?)が
劇画チックな雰囲気になるんでしょうか。ついでに色の強烈さも。


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こちらはアングルの「ド・ブロイ侯爵夫人」です。大きな作品でした。

ドレスや椅子の生地の質感とかレースや肌の色とか、緻密で凄いのですが、
でも、ぶっ飛んだ感じエル・グレコを見てからこの絵を見ると、ひどく大人しく感じてしまいますね。


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中世の美術品も多く、こちらは「アリストテレスとフィリスの広口水差し」だそうな。

哲学者アリストテレスが若く美しい侍女フィリスに魅了され、言われるがままこんな姿になり
嘲りを受ける・・・という、見た印象そのまんまのストーリーを題材にした物だそうな。

この水差しを使うって何だか悪趣味だと思ってしまうのですが、あまりにもMな感じに
目が釘付けになったのでここに載せます。


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これが一番見たかったボッティチェリの「受胎告知」。まさかここまで小さい絵だとは。
ガラスケースに入っていて、照明が反射して光ってしまいます。これ板絵だし。

でも、ボッティチェリだと素人でも分かる絵です。


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サラミ夫のビデオカメラの画像です。こっちでもやっぱり少し光ってます。
ビデオカメラの方は色が褪せて映りますね。


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あまりにも反射して絵が写らないので、斜めから撮ってみました。(意味あるのか、これ。)


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別室に移動し、こちらはセザンヌの「Trees and Houses Near the Jas de Bouffan」。

ジャ・ド・ブッファン(Jas de Bouffan)はエクサン・プロヴァンス近郊の場所。
セザンヌは本当に地元愛いっぱいでこんな風景画をよく描きましたね。


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最後にルノワールの「ピアノに向かう二人の若い娘」。

色が暖かくてとてもキレイで癒し系。でもルノワールの少女の絵は私の好みではありません。
大昔の少女漫画の世界のような気がするのは私だけ?

でも、ルノワールはこういう美少女とかが好きなんだなー、と今回しみじみ思いました。

何かふくよかで透き通るほど青白い肌で、長い髪で家庭的でほんわかとした雰囲気。
ロリコンてことはないでしょうけど、女性の好みはハッキリ出てますわな。(笑)

ともあれ、多くの人から愛されている絵画なのは確かです。

1階にはまだ「ギリシャ・ローマ美術」と「アフリカ、オセアニア、南北アメリカ美術」もありましたが、
今回は飛ばしました。またいつか機会があれば、ということで、ヨーロッパ美術を目指します。



posted by サラミ at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 15ニューヨーク | 更新情報をチェックする
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