2015年11月09日

NY3日目:ハーレムのゴスペル教会へ

2015年10月4日(日) ハーレムのゴスペル教会へ

今日は日曜日で唯一夜にオペラ鑑賞がありません。
注:メトロポリタン・オペラは日曜日お休みです。

というわけで、今日は観光の予定がギッシリ。

まずは、日曜日ということで、どうしても行きたかったハーレムのゴスペル教会へ

オペラ好きのサラミ夫婦ですが、音楽はクラシック以外も大好き。
特にサラミ夫は昔からゴスペルが好きで、コンサートにもよく行ったとか。

事前に色々調べてみると、教会によって礼拝の開始時刻はまちまちで、
私達は午前に2つと午後に1つ、の3つハシゴして行ってみようと計画を立てていました。

が、あまりにも日程がキツく、前日もオペラの帰りがとても遅くなったので、
朝8時からの教会はパスし、この日の朝は少し遅めに起きました。

そして、次の朝11時から礼拝の始まるゴスペル教会を目指すことに。

この教会は、私が偶然ネットで見つけた小さな教会で、観光客にはほとんど知られていません。

色々口コミを見ると、観光的に有名になった教会は人が多すぎて色々問題もあるようだったので、
11時の礼拝は、敢えて観光客が行かないようなひっそりとした教会を目指しました。

とはいえ、色々事前にチェックしていたら、あるハーレムの教会は、牧師が少女に乱暴した罪で
有罪になり、その後現在までその教会は閉鎖・・・なんてことも発見してしまいました。

ハーレムの現実をちょっと見てしまったような気分でした。

この日の朝は、72丁目駅そばにあるGray's Papayaホットドックをサクっと頂きました。
その時の様子はすでに書きました。 → グレイズ・パパイヤ

それにしても、今日こそは気温が上がるという話だったのにまだ強風が吹いて寒い・・・。

地下鉄2線だったか3線に乗り、135丁目駅まで行きました。

乗ってみると、車両には観光客らしき人がいっぱいで、みんな135丁目駅で降りたので、
私達が目指す教会はこんなにも有名だったのかと少しガッカリ。

そしたら、皆さんさらに北に向かって歩いて行ってしまいました。
135丁目駅より北ということは、きっとアビシニアン・バプティスト教会だと思います。


1.JPG

こちらが135丁目駅。可愛いモザイクが迎えてくれます。


2.JPG

ハーレムの雰囲気が伝わる素敵なモザイクでした。

ちなみに、135丁目駅の出口で、酔っ払っているのかラリっているのか、
金をくれー!と通り過ぎる人に怒鳴り散らしている黒人のおじいさんがいました。

なんか、ハーレムはやっぱり少し雰囲気が変わるな~と思いました。
ヨーロッパでも、中央駅には酔っ払って頭ガンガン壁にぶつけてる人とかいるのですが。

実は、私はこの時、充電していた一眼レフの電池を入れ忘れるというミスを犯し、
ハーレムの写真はほぼありません。

そんな中、持っていたコンデジでササッと撮った写真が以下の2枚。
なぜかものすごく青く写ってしまい、画像が非常に荒いです・・・。(涙)


3.JPG

目の前の大通りはマルコムX大通りです。向こうはご存じマクドナルド。

やっぱりハーレムでは人がいる方向に至近距離でカメラを向けることは憚られ、
こんな感じで、人がいない方向を意味もなく撮影するだけで終わりました。

ハーレムの方々はプライドが高く、東洋人を自分達より下に見る傾向がある、と
何かで読んだので、カメラを向けられることにも過敏に反応するだろうと気をつけました。


4.JPG

道も広くてゴミも大して落ちていないのですが、何となく閑散とした感じでした。日曜だから?
でも、やっぱり車のペインティングとか、その向こうの謎の建物とかを見ると寂れた感じはします。

観光客がよく訪れるハーレムで一番賑やかな通りは125丁目なので、ここ135丁目に来ても
特に何もないというのが正直なところです。

でもまあ、125丁目以外を歩くのは危ないというのは、昼間はそんなことはないと思います。
125丁目以外は特に見るべきものがないというだけで。

さて、私達だけ他の観光客の方々と方向が逆で、南下していったら一瞬道に迷いましたが、
なんとか目的地に到着。(私が完全に歩いている通りを勘違いしていました。)


5.JPG

細い通りに入ると閑静な住宅街で、こんな静かな所にひっそりと教会は建っていました。
教会の前には10時45分くらいに着きました。他に観光客らしき人影はなし。

と、教会の前に立っていた黒人男性が笑顔で話しかけてきてくれました。

礼拝は11時からだけど、ここで待ってもいいし、先に中に入ってもいいと言われ、
寒いので中に入れてもらうことに。中ではまだバイブル・スタディーの最中でした。

人はまばらで老婦人が多く、地元に密着した小さい教会という感じでした。

一番後ろの端に座っていたら、もっと前に座れと促してもらい、少し前に移動。
ま、まさか、こんな1階の真ん中の席で参加させて頂けるとは~!


6.JPG

礼拝はもちろん写真撮影できないのですが、礼拝の大分前に1枚だけ
教会内部の写真を撮らせて頂きました。祭壇の右側にバンドのセットがあります。

思えば、バンドがよく見えるようにもっと左側に座れば良かった・・・。

その後、11時直前になってハーレムツアーの団体の人が私達の後ろ2列に渡って座り、
2階にも団体さんがドドドと座り出しました。東洋人の観光客は私達以外ゼロ。

なんや、結構いるやん!と思いましたが、個人の観光客は私達以外は誰もいない模様。
多分、他の教会に比べると観光客はかなり少ない方だと思います。

そして礼拝が始まりました。

最初にちょこっとだけ男性が挨拶。

ハリケーンが東海岸に上陸してもおかしくなかったのに海上に行った。
進路を捻じ曲げてくれた神様に感謝!と仰っていました。おお、そう来たか~。

私は昔カナダに長期滞在していたことがあり、毎週教会でオルガンの伴奏をしていて、
礼拝には半ば強制的に参加していたという経験があります。

あの時も、何かあるごとに全部神様のお陰と言っていたな~と懐かしさを覚えました。

この教会では、11時から30分間が「Praise and Worship」という時間で、
その後が礼拝(いわゆるお説教)です。

というわけで、挨拶の後は、いきなりアップテンポので始まりました!
バンドまでいたのでビックリ!!小さい教会なのでオルガンくらいかと思っていました。

そしていきなり全員に立ち上がって手拍子するように促します。いきなりかい!
何か、コンサートが急に始まったような感じです。楽しい!!

楽しく聴くことを期待していましたが、意外にも一緒に歌うようもっていくすごい盛り上がり。

歌手の方々は全員歌が上手く、何がビックリって牧師さんが歌むちゃくちゃ上手い!
黒人教会では音痴だと牧師にはなれないんだなーと妙に感心。

そして、やっぱり黒人の歌声は力強いので聞きごたえがあります。
きっと声帯が白人のそれとは違うんだろうなーと思ったりしました。

歌はどれも簡単なフレーズで、聴いていたらすぐに自分も歌えるようになるので、
観光客もみんな立ち上がって一緒に歌い、本当にコンサートのようでした。

前に出ているコーラスの女性はどうみても50代から60代なのですがよく声が出ていて、
黒人はなぜこんなに歌が上手いのかと感動。他の男性もいい声でした!

何曲かオリジナルの曲をやった後、最後に「Oh Happy Days」をやってくれました。
なんて分かりやすい進行なんでしょーっ!ブラボーッ!!

しかし、こんなに盛り上がっている時にしかめっ面でずっと座っている中年男性が2階にいて、
ものすごく興ざめでした。空気読めよ、おっさん。

歌の最後の最後の時、先頭に女性が、次に看護婦みたいな白い恰好をしたおばさんが
寄付を募る帽子を持ち、次に少年がスーツ姿で、最後に若い男性が続き、
ステップを踏みながら音楽に合わせて私達の周りを一周回っていました。

あれはなんだったんだろうと思いつつ、微笑ましかったです。特に正装した少年が。

ただ、最後の男性は明らかに薬物か何かのリハビリ中のようで、少しボーッとしていました。

他にも一人、私の左前方にやはりボーっとした若い黒人男性が参加していて、
この人も社会復帰にむけて頑張っている最中のようでした。

また、私らの前にはちゃんと正装した若い黒人カップルが座ったのですが、
音楽にも大して盛り上がらず、黒人であり観光客でないながらもよそ者みたいな雰囲気でした。

どういう人達なのか不思議に思っていたら、ステップを踏みながら一周回っていた先ほどの人達の
先頭の女性が2人を見てえらく感動していたので、多分しばらく姿を見せなかったとか、
そういう人が久しぶりに教会に復帰した(あるいは初めて参加した)みたいな感じだったのでしょうか。

この教会は、この時現地の参加者、特に若者が少なく、教会の若者離れが深刻なのかな
という気がしました。礼拝になったらもっと人が増えるのかも知れませんが。

最後に、観光客に対してウェルカムと歓迎の言葉を頂き、周囲の人達と笑顔で握手しました。

ここで歌は終わり。

各種連絡事項があり、そこで12月の特別イベントの話が出ました。
教会の何かの記念で、12月にリジョイス・コンサートをやるという話でした。

グラミー賞受賞者のゴスペル歌手シシー・ヒューストンを迎えて・・・とのコメントに、
もしやホイットニーの母のシシー?!とビックリ仰天。こんな小さな教会で??

サラミ夫はその時まさか~と言っていましたが、旅行から戻って調べたら、
本当にホイットニーの母でした!もう80歳を超えてるけど元気だそうな。

この辺りで2階の団体の人達がみんな出て行ったので、私達もここで退席しました。

本当は、メモとペンも持って来ていて、お説教を聞く気マンマンだったのですが、
カメラの充電池を忘れちゃったので、もう一度アパートに戻らないといけません。

後ろ髪を引かれる思いでしたが、この時帰らないと、次の予定に間に合わなかったので
仕方ありません。

しかし、他の有名な教会で雑にあしらわれるような態度でなく、
笑顔で歓迎してもらえて本当に良かったです。

しかし、小さな地元の教会だったせいか、現にあるドラッグとかハーレムの問題も
チラッと垣間見えました。そして、アメリカでのセーフティネットは教会なんだなーと実感。

ちなみに、この教会ですが、何となくこのままひっそりしていて欲しいという思いから、
敢えて教会の名前や住所は挙げていません。


さて、帰りも行きと同じく、マルコムX通りを歩いて地下鉄駅まで戻りました。


7.JPG

帰りは利用客が少なかったですが、ポツンと待機していても治安的には問題なかったです。


8.JPG

それにしても、ニューヨークの地下鉄は天井が低い。
穴を掘って天井を被せた方式だそうで、納得のいく天井の高さです。


9.JPG

地下鉄の写真を撮りたかったのですが、iPhoneでは限界があります。
こういう時こそ一眼レフ。やはり動く物を撮る時は差が大きい。

こうして一旦アパートへ。

その時、アパートの近所のパン屋さんにすごい行列が出来ているのを発見し、
後日行ってみることを決心。

そのパン屋さんは、旅行から戻ってきてから買った
CREA Traveller 2015 Autumn 華麗なるニューヨーク」に紹介されていてビックリ。


10.jpg

こちらでございます。(^^)v

後日もちろん行きましたとも。その感想はまた後ほど。



posted by サラミ at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 15ニューヨーク | 更新情報をチェックする
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