2015年11月07日

NY2日目:オペラ)トゥーランドット

2015年10月3日(土) オペラ トゥーランドット

ついに今回の旅行の目玉、オペラ鑑賞です。(^^)
初めてのメトロポリタン歌劇場です。ワクワク・・・。

宿泊していたアパートから劇場は徒歩で行ける距離でしたが、
ハリケーンのせいで寒かったので地下鉄で行きました。

72丁目駅から地下鉄線に乗り、次のリンカーン・センター(66丁目)駅で下ります。
地下鉄に乗っている時間は約1分!19時台は列車がバンバン来ました。

地下鉄の駅とメトロポリタン歌劇場は地下で繋がっていて、天気が悪くても大丈夫でした。

リンカーンセンター」と書いている方の地下鉄出口を出て、ひたすら矢印と案内を見て行けば
メトロポリタン歌劇場の地下入口に到着します。

が、みなさん1階の正面入口から入場したいみたいで、地下入口の少し手前にある
上りエスカレーターで1階に上がって行く人が多かったです。

何となくメインから入りたいという気持ちは分かりますが、地下の方が劇的に空いてました。(笑)

地下鉄の乗車時間と待ち時間がとても短かったので、アパートの玄関を出てから
歌劇場に到着するまでの所要時間は10分でした。

こればかりは地図を見てイメージしているだけでは分からないものですね。
本当に近くて、アッパー・ウエスト・サイドに宿を取って正解でした。


1.jpg

ちなみに外から真正面に劇場を見ると、左端と右端にそれぞれシャガールの絵が見えます。


さて、今回は合計で5回オペラを観ましたが、この日の演目はプッチーニの「トゥーランドット」。

フィギュアスケートの荒川静香さんのお陰で、今や知らない人はいないのでは?と思う位
有名なオペラですが、実はトゥーランドットがヒステリックで結構うるさいです。(笑)


今回私はこのCDを聞いて予習しました。



少し古いですが、パヴァロッティ、サザーランド、カバリエ、ギャウロフのこちら。
ジョーン・サザーランドは意外にもドラマティック・ソプラノの声も出るのですね。

ただ、カラフのイメージがパヴァロッティで固まってしまうので、DVDも幾つか見ました。

日本の新国立劇場のやつとか、多分3つは見たと思うのですが、
見た中で、一番予習として良いと思ったのはこちら。




1983年のアレーナ・ディ・ヴェローナでのもの。

とにかく、トゥーランドット役のゲーナ・ディミトローヴァの声の強靭さに口があんぐり。
この人の事を全く知らなかったのですが、凄まじい。声で窓ガラスが全部割れそうです。

調べてみたら、この人のトゥーランドットは有名だとのこと。なるほど~、納得!
あと、カラフ役の人がメイクのせいで、どうしても私にはダルビッシュに見える。(^^;

演出も分かりやすいオーソドックスなものなので、最初に観るには良いと思います。


2.jpg

このオペラに関しては本気度が少なかった私達、この日は安い37ドルの席にしました。
場所はファミリー・サークルという一番上の階、いわゆる天井桟敷です。

ちなみに、公式サイトからオンラインでチケット購入すると、手数料と称して
1枚10ドル取られます。従って、37ドルの席は実質的には47ドル払っています。(涙)

舞台の見え方に関しては、長々と「メトロポリタン歌劇場の座席いろいろに載せましたが、
1つだけ繰り返すと、かなり上から見下ろすので舞台セットの奥半分は見えません

今回は、フランコ・ゼッフィレッリ1987年のクラシカルな演出。
ベタで保守的なファンや一見さんにも受け入れられやすい舞台でした。

この日のキャストは、

Conductor : Paolo Carignani
Turandot : Christine Goerke
Calàf : Marcelo Álvarez
Liù: Hibla Gerzmava
Timur : James Morris

というわけで、超有名どころはやはりカラフ役のマルセロ・アルバレス。初めて生で見ました。

遠目だったのでよく分かりませんが、アルバレスは遠くからだと少し痩せたように見えたのですが、
横向いた時はやっぱり丸いかもと思ってしまいました。(笑)

私達の席はかなり後方でしたが、この日の歌手の声は後ろまでちゃんと聞こえてきました。
これだけの大劇場で後ろまで声が届くって、歌手のみなさんすごいなー、と単純に感心。

アルバレスもちゃんと声は聞こえていて、もっと前で聴いた方がスゴかったかも。
トゥーランドットの人もスゴい声量だったようで、ちゃんと聞こえてきました。
ただ、やっぱり遠くて細かい事はよく分からんという感じでした。

リュー役の人のアリアは後半が特に良かったです。

でもやっぱり、座席数3800は大き過ぎるなあ、というのがメト初日の正直な感想でした。

誰もが期待するであろうアリアの「誰も寝てはならぬ」は、アルバレスが声を温存しているのか、
歌の最初から音を長く伸ばすことなく、ブチブチと切って歌っていました。

ラストの高音のためにセーブしてるのかと思っていたのですが、最後の高音まで短くブチッと
切ってしまって全然面白くありませんでした。無難に収め過ぎ~。

この日の調子なのか、年齢ゆえに最近はこうなのか、どっちなのでしょう。
それとも元々声が続かないのでしょうか。ちょっと残念でした。

とはいえ、音を短く切る人は他にもいるし、多分パヴァロッティの歌が耳に残り過ぎて
私の中の基準が高くなり過ぎているのかも知れません。

衣装は中国の伝統からぶっ飛んではいないと思いますが、中国に住む私達としては、
ピン・ポン・パンの衣装が上海の豫園の土産物みたいで思わず笑いそうになりました。

しかし、舞台の演出はさすが昔のゼッフィレッリの演出だけあって豪華絢爛でした。

フィナーレには紙吹雪がキラキラと舞い、いかにもグランド・オペラ~みたいな感じで
ちょっと感動しました。


649x486_turandot.jpg

メトのサイトから画像お借りしました。ピン・ポン・パン以外の服装は素敵です。
アルバレスは痩せたのか痩せてないのか・・・。

ちなみに、この日は、5回観た中で一番観光客が多かったと思います。

拍手が舞台転換の時とか、音楽終わりかけどころかものすごく早い段階で鳴るので
音楽が聞こえなくてイライラしました。ミュージカルとか演劇の感覚なのかなー、と想像。

本当に、今まで行ったオペラハウスの中で断トツ拍手のタイミングが早い!

世の中はそういうもっと気楽にオペラ見ようよ~という流れなのかも知れませんが、
ヘンな場面での拍手で音楽や歌がかき消されるのは私はキライです。(←ガンコ者)

というわけで、満足度は、まあこんなもんかな、という感じでした。

後方はやはり臨場感には欠けますね。前方だったら、 ヒステリックな ドラマティックな歌唱が
多いオペラなので、歌手がもっと迫力があったような気がします。

幕間は、土曜日2回休憩するのがたまたまなのかいつもの事なのか、
早く終わって欲しいと思うほど休憩がアホみたいに長かったです。

特に、ファミリー・サークルの階はとにかく人が多くて、ロビーに出ても疲れるだけで。
もたれる壁も人で塞がれていて、本当に立つ場所さえない位の混みようでした。

下の階はもう少し人が少なくなります。といっても多いですが。

トイレもすごく混むのですが、ちょっと時間を置いてから行くとガラガラ空いてました。
60年代にできたオペラハウスなので内装は少し古く、トイレの洗面台などもデザインは古め。

この日の幕間は、ただただボーッとスワロフスキーのシャンデリアを眺めていました。


7.jpg

遠かったので、カーテンコールも遠いです。あんまり歌手の詳細まで見えませんでした。
2、3回カーテンコールをやるとすぐに照明が点いて終了。割り切った感じです。

やっぱりその辺はウィーン国立歌劇場の方が好きだな~。


2.jpg

終演後は、早々に帰ればよかったものの、こんなポスターの写真を撮ったりして
コーフンしていたせいで、地下鉄に乗るのが23:50とか大変遅くなってしまいました。


2.jpg

ですが、リンカーンセンター駅72丁目駅も問題ありませんでした。

こうして、夜の地下鉄が大丈夫と知った私達は、
この後も、オペラの帰りは毎回地下鉄を利用したのでした。



posted by サラミ at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 15ニューヨーク | 更新情報をチェックする
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