2014年02月23日

快適をお金で買うドバイ国際空港

今回、エミレーツ航空の印象がイマイチになったのには、
ドバイ国際空港の使い勝手の悪さが大きく影響しました。

なぜ?免税店とかレストランとか多いんじゃないの?ラウンジとか豪華なんでしょ?

とか思うことでしょう。

でも、それはドバイが最終目的地とか、ドバイや豪華なラウンジを楽しもう!
という人が思うことなのです。

私達のように、スケジュールの都合でドバイ経由を選択しただけの人間は、
ここで余計なお金を落としたくないわけです。

もちろん、マクドナルドなど庶民にも優しいお店もいっぱいあり、
ブランド品に関心のない人やバックパッカーでも過ごせます。

しかし、豪華とかそういうこと以前に、移動出発ゲートの場所探しとか、
そういう空港での基本的なところでものすごく疲れました。

まず、今のドバイ国際空港の最大かつ深刻な問題点は、
利用者のキャパオーバーでパンク寸前だということ。

一番つらかったのは、女子トイレがすさまじく混んでいて、
どこに行っても長蛇の列だったことと、Wi-Fi が全く繋がらなかったことです。

女子トイレは利用客に対して数が絶対的に足りていません。おまけに狭い!
場所によっては狭い上に個室が2つしかなかったりと、設計ミスか?と思うほどボロい。

深夜便で到着したら、まずトイレで顔や髪を直したいのですが、
狭すぎる上に人が殺到していて、鏡をじっくり見るのも顔を洗うのも諦めました。
(シャワー施設とか、休める所がどこにあるかも広すぎてよく分からず。)

Wi-Fi は、恐らくアクセス数が爆発的に増えて繋がらなかったのだと思います。
昔は問題なく繋がったということですから、何とかして欲しいところです。
ちなみに、私が試したのはゲートBの数か所です。繋がる場所もあるらしいですが。

また、この空港は、飛行機が到着してターミナルに入る時に必ずセキュリティチェック
受けますが、この時にもキャパオーバーの影響が出ていました。

上海から到着した時には軽く30分以上並びました。早朝は特に込み合うようです。

しかも、混雑しているのに、それを誘導する空港職員が一人も配置されていなかったため、
ビジネス客の列にエコノミー客が平気で並んだりと、惨憺たる有様でした。
まるで中国の地方空港のような無法地帯ぶりです。


1.jpg

これがセキュリティチェックの場所。だだっ広いけど端っこのレーンはクローズされていたり。

また、広すぎてどこに何があるのかよく分からないのに、
その広さに対してインフォメーション・カウンターが少ないです。

必要な場所にインフォメーションがなくて、余計に往復してしまったり、と
とにかく無駄に歩かされました。


2.jpg

セキュリティを抜けてターミナルの中に入った後、まず次の便のゲートを探しましたが、
4時間先のフライトは表示されていませんでした。

てなわけで、どこに行ったらいいのか分からない。
しかも、すぐ目につく場所にインフォメーションカウンターがない・・・。

こんなわけで、行きも帰りも大変困りました。


time.jpg

電光掲示板には、ご丁寧に各ゲートまで歩いて何分かかるかの表示がありますが、
そんなことよりインフォメーションを増やして欲しい。

というか、「ここから20分」とか有り得へんやろー。
利用客を20分も歩かせる設計が信じられないと思うのですが。

電動カートでの送迎サービスもありましたが、私らの年代でそんなもの乗るわけにいかないし。

しかも、荷物が重いのに(私は往路は必ず充電器一式を手荷物で持ち込む)、
手荷物用の小型カートが足りてなくて全然見当たりません!

長い距離を、カートも使えずに延々歩かされるのか、この空港は・・・。👊


11.jpg

帰りも悲惨でした。これは上海に帰る時で、AとBを結ぶエアポートトレインに乗るところです。
カートがとにかく足りないらしくて全然見つからず、多くの荷物を手持ちで運ぶことに。

この時もやはりインフォメーションカウンターが見つからず、次のゲートの場所が分かりません。
(フライト4時間以上前で、電光掲示板にもゲートの表示がなかった。)

行きはAに着いたから帰りもAだろう、と思い込んでゲートBからに移動したら、
そこで突然ポツンとインフォメーションを見つけ、聞いてみたら「出発ゲートはBです」と
愛想なくお姉さんに言われ、またエアポートトレインに乗ってゲートBに引き返すという
悲しさ・・・。


airportmap.jpg

これは空港のターミナル1ターミナル3の見取り図です。(カンタス航空のサイトから拝借)
ゲートはA・B・Cとあり、ターミナル1はゲートCと、ターミナル3はゲートBと直結して
いるようです。

オレンジ色で強調されているゲートAは、数年前に新設されたA380専用ハブだそうで、
上海→ドバイ便A380だった私達は、まずここに到着しました。

だから帰りもここだと勘違いしたのでした。(^^;
帰りは行きと違って機材がボーイングだったのでゲートはだったのでした。


airportmap2.jpg

ついでにこちらも。これが空港の全貌で、陸の孤島みたいなターミナル2もあり、
ゲートDに至ってはどうやって行ったらいいのか分かりません。(笑)

ま、しかし、ターミナル3エミレーツ航空の専用ターミナルだそうで、
迷わずに行き来できるのはゲートA・B・Cの横長のエリアでした。

AとBは空港内を走るエアポートトレインで、BとCは徒歩での移動でした。

上海から到着した時、とりあえずゲートAのエリアを歩いてみました。

ここは空港ホテルやらラウンジやらスパやら豪華施設を一同に集めた場所らしく、
お金持ち専用コンコースといった感じでした。

お店もモエ・エ・シャンドンのバーとかいかにもな感じ。
(写真うっかり消してしまった・・・。)

お金持ち向けのせいなのかどうか分かりませんが、エミレーツの乗継に4時間以上ある
乗客へのミールクーポンの配布もどこでやっているのか全然分かりませんでした。

歩き回って必死で有人のインフォメーションを見つけて、そこでクーポンを
くれる場所を聞いたという具合です。(インフォメーションではもらえません。)

行きは、教えてくれた通り、ゲートBエリアのひっそりした有人カウンターで
ミールクーポンを貰いました。(どこだったか忘れた・・・。)

A380専用ハブは庶民には冷たいですよー。(笑)

一方、帰りの時はゲートBのエリアに到着し、一発でエミレーツのカウンターを発見。
そこでミールクーポンを貰いました。

3.jpg

このカウンターです。でもミールクーポンの案内はこんなに小さい。(涙)


4.jpg

このカウンターに長蛇の列が出来ていたとしたら、絶対この案内は見えません。
大きな立て看板などは空港内のどこにもありませんでした。

思うに、サービスはやってるけど派手に看板を出すと貧乏人が殺到するから
エミレーツ側は大きく宣伝したくないのだ。

実際、以前はミールクーポンでなく専用レストランでビュッフェのサービスだったらしい
ですが、やっぱり対象外の人が大量に押し寄せて閉鎖しちゃったとか。(笑)

さて、そのミールクーポンですが、対象レストランが決まっていて、
レストラン毎にメニューも決まっています。

大体がサンドイッチとか、良さげなお店でも前菜とドリンクとか、
無料なので当たり前と言えば当たり前な内容です。(追加で頼めばいいわけで。)

よく分からなかったのは、行きと帰りで対象レストランが変わっており、
それがクーポンの発行場所によって違うのか、その日によって違うのかは謎のまま。

空港のターミナル地図を見ながらレストランを色々回りましたが、
地図が分かりづらくて見つけられないレストランもありました。

しかも、だだっ広いので行き来するのが大変!


5.jpg

そんな中、行きの乗継で利用したのはこの「Ocean Basket」というレストラン。
ゲートB26の近くにあるシーフード・レストランです。

とはいえ、ここの無料メニューがよく分からなかったので、
ウエイターの人にサラミ夫が質問しに行きました。

しかし、尋ねた相手が悪かったようで、この男がむちゃくちゃ感じ悪い・・・。

ドバイ空港のレストラン全体で明らかに出稼ぎの従業員が多かったのですが、
この時のフィリピン人はケンカ売ってんのか!といった感じでした。

どこでもそうですが、出稼ぎの従業員は微妙な感じの人も多いです。

しかし気を取り直して別の人に再度質問し、ここに決めました。


6.jpg

左がそのレストランで、右はマクドナルドでした。

このレストランは中国人のミールクーポン利用が多かったです。
思うに、数少ない無料でごはんメニューが食べられるお店だからではないかと。

しかし、席についたら、さっきのケンカ売ってんのかフィリピン男が来ました。

私達はエビのメニューとフィッシュ&チップスを注文したのですが、このフィリピン男が
私達の言う「フィッシュ&チップス」の後に「And rice?」と聞いてくるので、「は?」となり、

「フィッシュ&チップス。」
「アンド、ライス?」
「・・・フィッシュ&チップス。」
「アンド、ライス?!」

の繰り返しで、よく分からんまま「無料でごはん付いてるのかなー」なんて思って
「YES」と返事したら後でヘンなことになりました。(笑)

この時のフィリピン男の「アンド、ライス?!」のニュアンスは丁寧さのかけらもなく、
「で、当然ライスだよな?!」というケンカふっかけ方式でした。


8.jpg

やってきたサラミ夫のエビのメニュー。(名前忘れました。)
無料にしては十分な内容でした。


7.jpg

そして私のフィッシュ&チップス。あれれ、フライドポテトは?

フィリピン男に「フィッシュ&チップスを頼んだけど」と言ったら、
ものすごーくイライラして怒って食いかかってきて、

「俺がライスかって言ったらお前の夫がYESと言ったからライスを持ってきたんだ!」

というお返事でした。このケンカ男を見るだけでもうっとーしいので、
そのまま反論せず頂きました。こちらも確かにYESって言ったしね。

でもさー、「And rice?」ってやっぱり端折りすぎだと思いませんか?
こっちがFish & CHIPS と言っている限りは、CHIPS=フライドポテトなわけですよ。

Fish & Chips ....And Rice」って言ったらやっぱり、
魚とフライドポテト・・・そしてご飯」ってこっちは普通に受け取るでしょうが。

どう考えても、このフィリピン男の放った「AND」が、「Chipsの代わりに・・・
という風には理解できないのでした。横着せずにどっちか選べって説明せーよ。👊 

ただ、あれだけ中国人利用者が多いと、みんな必ずライスを選んでいるのでしょうね。
で、私達も中国人だと思われて、鼻っから「ライスを食べるに決まっている」と
決めつけられたのでしょうね。

無料客ばっかり殺到するので、あのフィリピン男はもうミールクーポンなんか見るのも嫌で、
お前らなんか死んでしまえー!ってくらい嫌だったのかも知れません。(笑)

そのくらい、最低な態度のウエイターでした。


9.jpg

ドリンクも付いていたので、夫は水、私はコーラを頼みましたが、
コーラは炭酸が抜けていました。水が無難でオススメです。


10.jpg

帰りのミールクーポンはバーガーキングで使いました。
無料なのに、何とドリンクだけでなくアイスクリームまで付いてきました。

でも、ここのバーガーキングはあまり美味しくない・・・。作ってから時間経ってるような。

こんなわけで、思い出すと文句ばっかりのドバイ国際空港なのですが、
もう一つ思い出しました。

ハンブルクからドバイに戻ってきた時、着陸してからバスでターミナルに到着するまで、
なんと10分以上も乗っていました。立ったままだったのでしんどかった・・・。

そしてドバイから上海に戻る時、機内に乗り込む時にも渋滞で待たされたという出来事が。
単なる誘導ミスですが、とにかく突っ立ったまま待たされることが多すぎるドバイ。

空港でゆっくり眠れるリクライニングチェアは、数は多いけど利用者も多すぎて、
2人横並びで見つけるのも大変です。

では、こんな空港でエコノミーの一般客は長時間どう過ごせばよいのか?

これはもう、有料で利用できるマルハバ・ラウンジに逃げるしかないかと。
有料であっても、エコノミー客でも利用できる点は良心的だと思います。

今現在の利用料金はターミナル1と3のラウンジで4時間48ドルだそうな。

プライオリティ・パスとか一部のクレジットカードやエアラインのカードで
ここが使えるらしいので、そういうのでうまく無料利用するのが一番かも。

このラウンジに来れば、少なくとも女子トイレで10分も待ったりする不便さからは
解放されるし、Wi-Fiも繋がるだろうし、ゆったり休めます。

実は、この旅行が終わってから、真剣に海外で空港ラウンジが使えるカードを調べました。
その位、ラウンジに入れないとキツいなーと思ったのです。




プライオリティ・パスが無料で付いてくる楽天プレミアムカード

他にもプライオリティ・パスが付いてくるカードはありますが、
これが一番年会費が安いです。

プライオリティ・パスの年会費は高いので、このカードはかなりお得です。

私はVISAは持っているので、本気でマスター・カードをつけたこのカードを作りたい!
他にもJCBVISAから選べます。

しかし、私は海外在住者&専業主婦なので入会の手続きの時に色々ややこしそうだな~
という迷いがあり、まだ作ってません。が、本気でこのカード作りたい!

これは国内空港のラウンジももちろんOKなので、私の場合、
あったら日本に一時帰国する時も使えるんですけどね。

楽天のポイントを貯めていて、飛行機での出張がやたら多い方には
良いのではないでしょうか。数回ラウンジを利用したら元が取れます。




海外在住の私にはこの旅行保険が適用されないのではないか?と思い(未確認)、
今はまだ足踏み状態です。けど、いいな~、空港ラウンジ。


・・・とか言いつつ、私は2度とこの空港を使いたいとは思いません。

その極め付けがこれ。

Suitcase3.jpg

ちょっと投げた位でこうはならへんやろーっ。💢

帰りのドバイ→上海便でこうなりました。

上海の空港で10年以上こんな目に遭ったことがないので、
ドバイで扱いが荒かったのだと思っています。

ただ、上海のエミレーツ航空のオフィスはさすがのサービス対応でした。
修理すると申し出てくれましたがどう見ても無理なので、一部補償してくれました。

結局、庶民の私にはお金の落としどころのないモスクワの空港で十分でしたね。(笑)





posted by サラミ at 14:15| Comment(8) | TrackBack(0) | 14ウィーン・ドイツ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おかまるさん、こんにちは。
「ソビエトの配給行列状態」という表現、よく分かります!(笑)

しかし、私は中東ではどこもソフトの面(地上係員の質)でダメダメなのかなーと思っていたのですが、アブダビは違うんですね!貴重なお話ありがとうございます。今後の参考にさせて頂きます!



Posted by サラミ at 2014年12月20日 02:10
とても参考になりました。正直私はアンチエミレーツです。
ドバイには仕事で行きますが、タイかシンガポール、ソウル経由です。エミレーツ以外Gate Cにつきますが、ここの入国審査、出国、荷物検査どれをとってもソビエトの配給行列状態でした。ひどいもんです。

で、前回はドバイの用事だけどエティハドでアブダビ行きにしました。
これが大正解。諸手続き全て10分以内、帰りはドバイのバスターミナルまでチェックインできちゃう。空港が小さいからでしょうが、乗継も超便利です。

来年も行く予定なのですが、これを見てウンやっぱりエミレーツはやめよう、と即決しました。
Posted by おかまるさん at 2014年12月19日 17:23
アクセスさん、こんにちは。

本当におっしゃる通りですね。今回は勉強になりました。
Posted by サラミ at 2014年11月27日 09:42
荷物に関しては仕方ないですよ。妙な話ですが初めからぶん投げられると仮定しとかないと。それもあってか海外ではソフトキャリーが人気なんです。上海うんぬんはたまたま
Posted by アクセス at 2014年11月27日 00:31
出張者さん、こんばんは。

エミレーツは預託手荷物30キロまでOKなので、
お土産をいっぱい買ってスーツケースはギリギリ30キロでした。
しかし、重くなればなるほど空港職員は横着してブン投げるらしく、
壊れる確率も高くなるのだそうです。25キロ以上になると危ないと聞きました。

ドバイでは美味しそうなレストランもいくつもありましたし、
良さげなお店に入るとかラウンジを使うとかして休憩場所を確保することを
オススメします。

お仕事ですから大変かと思いますが、無事に出張を終えられますように。
Posted by サラミ at 2014年10月31日 00:03
こんばんわ。近々ドバイ経由の出張予定があるおっちゃんです。往復とも乗換5時間待ちです。
初ドバイ空港なので予習になりました。大変参考になり本当に助かりました。ありがとうございます。
写真も多くてわかりやすかったです。
しかし、大変そうですね。荷物軽くするようにしよっと。
キャスター破損はひどい。高さ何メートルから落とせばそこまで見事に壊れるのでしょう。
うーん。覚悟します。
Posted by 出張者 at 2014年10月30日 22:49
レイラさん、はじめまして。

トランジットの時間がそんなに長くなければ
疲れることもそんなにないと思いますよ。

荷物を軽くしてあまり動き回らずにいることが
疲れない上にお金を使わない一番のコツでしょうかね。(^^;

楽しい旅になるといいですね!
Posted by サラミ at 2014年10月12日 18:00
はじめまして。
ドバイ空港のことを知ることができて良かったです。
ドバイのトランジット初めてなのですが、覚悟して行くわ!
マルハバサービスのお金を払うのもためらう程お金をかけない旅行なので。
Posted by レイラ at 2014年10月12日 10:32
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