2010年08月05日

オーストリア5日目 オペラ「仮面舞踏会」

2009年10月5日 5日目 オペラ「仮面舞踏会」

さて、今回私達が鑑賞したのは、ヴェルディの「仮面舞踏会(Un ballo in maschera)」。
「Compagnia d'Opera Italiana di Milano」という歌劇団による公演です。

数日前にウィーンで見た「スペードの女王」は暗すぎて語る気にならなかったのですが、
こちらは色々とありましたので、あくまでも初心者としての感想をぜひ。

まず、基本中の基本の話で、「仮面舞踏会」といってもフィギュアの浅田真央ちゃんが
滑っていた「仮面舞踏会」ではありません。(以前ソフトバンクのCMにも使われていたヤツ)

あれはヴェルディではなくハチャトゥリアン仮面舞踏会です。
私はまずそこから勘違いしていました。(笑)

一応これもDVDで予習していきました。



ヴェルディ:歌劇 《仮面舞踏会》

リッカルド・・・ルチアーノ・パヴァロッティ
アメリア・・・・カーティア・リッチャレッリ
オスカル・・・・ジュディス・ブレゲン
ウルリカ・・・・ビアンカ・ベリーニ
レナート・・・・ルイ・キリコ/他

1980年のメトロポリタン歌劇場のもの。パヴァロッティ44歳です!

さて、当日のオペラの出来はというと、正直イマイチでした。
主役のリッカルド役が年寄り過ぎて、声も外見もイマイチ。

脇役にメゾ・ソプラノの女占い師が出てくるのですが、
この人なんて声がオーケストラに掻き消される!

低音部分は元々出てないんじゃないかと思うくらい聞こえなくてイライラ。
メゾが低音出なくてどうする?(^^;

彼女の声量の問題なのか、この劇場の問題なのかは分かりませんでした。
(低音は彼女に問題ありか?)

そして衣装も舞台装置も質素でがっかり。

特に仮面舞踏会の本来豪華なはずのシーンは、
なんやねんその学芸会みたいな真っ白い仮面は!

何より、人数が少なくて貧弱です。
全員の合唱のシーンなんて5重唱かいってツッコミたくなる始末。

そしてそして、連れて来ていたオーケストラがヘタクソだったのです!
私が聞いて分かるレベルだから余程ひどいと思われます。揃ってないし、音色は悪いし・・・。

極めつけが、幕間での舞台の転換がカメみたいに遅いこと。
5分くらいは軽く待たされて興ざめでした。

途中には、緞帳の向こうでキュルキュルキュル・・・という車輪の音が聞こえてきました。
どうも人間が必死で舞台セットを動かしていたようです。
これも歌劇団の問題なのか劇場のせいなのかは、最後まで分かりませんでした。

こういう舞台だったこともあり、祝祭大劇場の音響がそれほど良かったとは思えませんでした。
数日前にウィーン国立歌劇場で見ているので、それとの比較になってしまったことも大きいかと。

あと、予習DVDがニューヨークのメトロポリタン歌劇場でのパヴァロッティ主演で、
これが私の基準だったということも災いしたと思います。

メトは舞台はでかいし豪華だし、合唱のシーンなんてすごい人数で迫力あります。
こんなのと比較する方が可哀想なのは分かってます。でも他のやつ見たことないねんもん。(涙)

しかし、ここの観客はまんべんなくやたら盛大に拍手を送る・・・。
みんな理解してオペラ見てる?目が肥えた客ならこうはならんやろー、とツッコミたくなりました。
なるほどウィーンの半額以下のワケだ。

逆に言えば、特にこれといった不満がなかったウィーン国立歌劇場というのは、
実はものすごいんちゃうか、と今日の公演を見て再認識したのでした。

ま、今回は、本場だからといって必ずしもいい公演をやっている訳ではない
ということを学びました。

そういえば、大阪フェスティバルホールってこの祝祭大劇場を真似て作ったそうですね。
だから「フェスティバル」って名前が付いているのかーと納得しました。

そうそう、一つだけビックリだったのは、主要キャスト4人のうち、2人が東洋人だったのです。
レナート役のバリトンの彼は韓国人、オスカル役のソプラノの彼女は中国系。

きっと彼らから私達はものすごく目立って見えていただろうと思いました。東洋人は珍しいだろうし。
あのものすごいアウェーの雰囲気の中で二人は頑張ってるんだなーと思い、
心から拍手を贈りました。


さてさて帰り道、いつものように他の人の後をついていきました。
ものすごい人の流れが、どんどん地下に下りていきます。その先は未知の世界です。

「あれ?地下通路なんてあったんやー。」なんて言いながら何も考えずについていったら、
行き着いたところは、

地下駐車場

うっぎゃー!ザルツブルグじゃほとんど自家用車でオペラを観に来るんですか???
(確かに、あんなじーさんばーさんなら車の方がいいかも知れない・・・。)


イメージ 1

迷子になり、慌てて元の場所に戻ろうと走り出す夫。私を置いてかないで下さい。(涙)


イメージ 2

無駄に時間を費やし、やっとのことでカラヤンプラッツのバス停に戻って来た時には
すでに夜の11時過ぎ

目の前にはまたまた馬洗い池が。
それにしても、この馬洗い池の後ろの削り取った岩盤がスゴイ。

最終のトロリーバスを待っている間に雨がポツリポツリ。げげ、正装だというのにがない・・・。

しばらく待っていましたが、人影は全く見当たらず、バスが来る気配もなく。
時刻表を再度よーく見てみたら、実は最終のバスは出てしまった後でした。
うっかり見間違っていたのでした。

さて、どうしよう。まだ方向さえ分からないザルツブルグ旧市街・・・。

地図を見ながら、夫が「ま、そっちに向かって歩いてみよう」と歩き出したら、トンネルを抜けた所で
ラッキーにも停車しているタクシーを見つけ、それに乗って帰ることができました。(^<>^;
タクシー代はチップ込で8ユーロ也。高いけど仕方ない。

しかし私達は夕食を食べていません。

もう遅いので、中央駅前のマクドナルドに正装のまま入り、お持ち帰りしました。
ここの店員の態度が悪くて、その外見から中東かアフリカ系の人で出稼ぎに来ているのでは?
と推測しました。


イメージ 3

こちらが夜遅くにお部屋で頂いたマクドナルドの夕食です。箱の中身はなんなのか・・・。


イメージ 4 

まずこう持って、


イメージ 5

上をパカッと開けます。


イメージ 6

中はこの通りスカスカ。

ピタで具をくるんだ「牛肉ラップ」でしたが、うーん・・・。
この手の土地オリジナルのやつは、ギリシャのアテネでもそうでしたが美味しくありません。

実は、明日はまた朝6時台の列車に乗って「ザルツカンマーグート観光」なのですが、
果たして無事に起きられるのか、むちゃくちゃ不安です。


 ↓ 再度ご紹介。私の予習DVD。



 ↓ しかし、同じメトでパヴァロッティでもこっちの方が安いです。



posted by サラミ at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 09オーストリア・モスクワ | 更新情報をチェックする
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