2010年08月12日

オーストリア6日目 ハルシュタットへ

2009年10月6日 6日目 朝 ハルシュタットへ

今日は一日ザルツカンマーグート(Salzkammergut)を回ります。

ザルツカンマーグート」とは、ザルツブルグの南東に位置する湖水地方の名前で、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台としても有名です。

ザルツカンマーグートには見所がたくさんあるのですが、私達は今日一日しか時間が取れないので、
世界遺産のハルシュタット(Hallstatt)と、ザンクト・ヴォルフガング(St. Wolfgang)の2ヶ所に絞りました。
ザンクト・ヴォルフガングではシャーフベルク鉄道というSLがお目当てです。

普通は一日かけてどこか一ヶ所に行くものらしいのですが、どうしても2ヶ所行きたかった私達は、
時刻表とにらめっこの末、強引に2ヶ所回って参りました。

そんなわけで、えらい早朝から世界遺産のハルシュタットを目指します。


イメージ 1

早朝のザルツブルグ中央駅はまだ暗いです。昨日オペラ鑑賞で遅かったのでツライ。
こちらウィーン行きOIC541号(=急行)に乗り込みます。


イメージ 2

なんと6:08発なのです。2ヶ所回るため、今日は根性の5時起きでした。
ここからアットナング・プッフハイム(Attnang-Puchheim)駅まで行き、そこでローカル線に乗り換えます。


イメージ 3

こんな時間ですから車内は当然ガラガラ。この状態でアットナング・プッフハイムには予定通り6:55に到着。


イメージ 4

次は7:13発のローカル線R3406号に乗り換えです。
バードイシュル経由のオーバートラウン・コッペン何とか駅行き。読めません・・・。(-"-;


イメージ 5

さっきより車両も古くてローカルっぽいです。空も明るくなってきました。


イメージ 6

車内はこれまたガラガラ。結構キレイです。ここからはハルシュタット駅まで1時間45分の旅です。

列車が出発してしばらく経った頃、私達の席の通路挟んで横に座っていた一人のおばあさんが、
チラチラとこちらを見ているのに気付きました。私達が外国人だと気付いて興味を持たれたようです。

おばあさんは、途中から親しげに話しかけてこられました。

ものすごいドイツ語訛りの英語でした。こっちはそれを理解するのに必死でしたが、おばあさんはその後
バードイシュルで降りて行かれるまで、ずーーーっと喋り続けておられました。

おばあさん、家でもあの状態だと家族から適当にあしらわれているような気がします。
私達はちょうど良い聞き手だったのかも知れません。

まず、私達が日本人だと知ると原爆の話を始め、チェルノブイリの原発事故のせいでフランスに住む自分の孫が
甲状腺の病気にかかっている、という話をされました。お孫さんの病気の原因がチェルノブイリなのかどうかは
私達には分からないのですが、おばあさんは絶対そうだと断定されている様子でした。

それから昔のオーストリアを懐かしむ話に移りました。おばあさんの独壇場です。

昔オーストリアは大きな国だったのよ。

オーストリア帝国だった時代のプライドが、おばあさんのこの言葉の中に垣間見えました。

戦争の後オーストリアは4ヶ国に占領されたのよ。知ってる?

私達は頷きました。オーストリアは第二次大戦後、米・英・仏・露の4ヶ国に分割占領された時期があるのです。
おばあさんはちょっと不機嫌でした。オーストリア帝国の没落が許せなかったようです。

本当はね、オーストリア人はドイツ人が嫌いなの。
 だけど私達はドイツ人にそんな素振りは見せないからドイツ人はその事を知らないの。

だそうな。ナチスに占領されたんですから嫌いでも不思議ではないですが。
この他、分割占領した4ヶ国の人も好きじゃないんだそうです。嫌いな人だらけになりますね。

そのうち、神様を信じなさいという話にまで発展していき、そろそろ話に付いていくのがツラくなった頃、
おばあさんは「大好きで何度も来る」と言っていたバードイシュルで降りていかれました。

おばあさんのとりとめのないお話(というか独白)は、オーストリア人の本音が少し聞けて面白かった反面、
こちらの話は全く聞いていないので、正直疲れました。

昔オーストリアは大国だった」というプライドは、オーストリアの人なら誰しも持っているのでしょうか。
それとも、若い人にはもうそういう意識はないのかな。気になるところです。

おばあさんと分かれてしばらくすると、列車はハルシュタット駅に到着しました。


イメージ 7

到着時刻は8時48分。小さくて可愛らしい駅はひっそりとしています。


イメージ 8

駅のホームと繋がっている坂道を下りて行くと船着場に着きます。


イメージ 9

坂道の途中ですでに対岸のハルシュタットの街並が見えてきました。


イメージ 10

目の前はハルシュタット湖。対岸へはここから船で向かいます。

本当はザルツブルグからバスで行くという方法もあったのですが、バスで行くとまっすぐ街中に到着してしまい
ここからの眺めが楽しめなくなるので、あえて鉄道と船を選びました。


イメージ 11

船がやって来ました。鉄道の時間に合わせて来るので便利です。


イメージ 12

こちらは記念に残している乗船券。検札の時に真ん中を豪快に破ってくれます。記念なのに・・・。


イメージ 13

朝の9時になり、そろそろ日も昇ってきました。お天気で良かった!

小さな船は、3人だけでした。すぐに出発すると、ゆっくりとハルシュタットに近づいていきます。
街全体を見渡すには、やはりこの船が一番の絶景ポイントかも。


イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

こうして船はハルシュタットの船着場に到着しました。乗船時間は5分ほど。

それではさっそくハルシュタットの街を見て歩きます。


posted by サラミ at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 09オーストリア・モスクワ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。