2015年10月7日(水) 朝食パンケーキ@コミュニティ・フード&ジュース
ニューヨーク6日目の朝を迎えました。
旅行前、サラミ夫がガイドブックの大きなパンケーキの写真を見て、
どうしても有名店のニューヨーク・パンケーキが食べてみたいと言い出しました。
甘い物に興味のない私は「ただのホットケーキやで。」と制止忠告しましたが、
やはり一度食べてみたいと言って聞きません。
ガイドブックには、クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー&レストランという
東京にもあるお店が紹介されていましたが、私達の宿はアッパー・ウエストサイド。遠い。
そこで、姉妹店だというコミュニティ・フード&ジュースの方が行きやすいので、そちらまで行くことに。
目指すは朝食のパンケーキ・スペシャルです。
平日の朝8時から9時まで、パンケーキ&ミニジュース&コーヒーで12ドルという
お得セットのため、9時までに行けたら行こうとゆるーく計画していました。
連日夜が遅く、睡眠不足で疲れているため、朝辛くて起きられなかったら、
単品を普通に食べようということにしていました。パンケーキ単品だと13ドルです。
しかし、意外にも朝すんなり起きられたので、間に合うと判断して地下鉄1線で北上!
最寄り駅の地下鉄1・2・3線の72丁目駅の脇にはヴェルディ・スクエアという公園があります。
これはオペラを数多く作曲したヴェルディにちなんだ公園で、ヴェルディの像もあります。
毎日その横を通っていたのですが、真正面からじっくり見ることがなく、
この日もヴェルディ像を後ろから激写!
さて、お店はモーニングサイド・ハイツにあり、最寄り駅はカテドラル・パークウェイ(110St.)駅。
ここは各駅停車の地下鉄1線しか停まりません。72丁目駅からは駅5つ北上するだけです。
カテドラル・パークウェイ駅では、地上に出て北に2ブロック歩くとすぐお店を発見。
ニューヨークの地下鉄は、各出口に通りの名前や建物名だけでなく、NW(北西)とかSW(南西)
とか方角が必ず書いてあるので、私のような方向音痴には有難いです。
私達が歩いて行く時に、観光客らしき韓国人か中国人の若い女の子とすれ違ったので、
結構アジアの観光客も来ると予想。
お店には8時45分~50分頃着きました。店は割りと空いていて、待つことなく着席。
店内でカメラを構えると人に向いてしまうので、店内の写真はこの1枚のみ。
他にも韓国人らしき4人組の観光客もいたけど、地元らしき人の方が多かったです。
お店は広くて座席数も多いので、人気店ながら平日の朝はゆったりできました。
しかし、着いたテーブルは足がガタガタで、隣のテーブルもガタガタ。
だから空いていたのか?この辺のいい加減さがアメリカか。(笑)
メニューを一応全部見ましたが、はるばる来たからにはペロっといこうと思い、
果敢にもパンケーキ・スペシャルを2つ注文。
先にオレンジジュースとコーヒーが来ました。コーヒーはカフェオレ・ボウルかっちゅー位デカい。
が、テーブルがガタガタなので、いきなりコーヒーがこぼれまくり。
紙ナプキンもっと下さいと通りすがりの店員の兄ちゃんに頼んで終わりました。
ニューヨークで今までコーヒーを全然飲んでいなかったけど、
ここのコーヒーは美味しかったです。
私の頭の中には大昔の「アメリカン」の薄い味の記憶しかないのですが、
昔のとは違いちゃんとした味なんだな~。ニューヨークのコーヒーって激変したのですね。
ちなみに、私の記憶というのは30年位前のホームステイした時の古いものです。古すぎる・・・
スモール・オレンジジュースということですが、コーヒーもあるしこれで十分です。
このジュースも濃くて美味しかったです。さすが店名にジュースと付けているだけあるな。
そしてブルーベリー・パンケーキ。食感がフワフワで、確かに家で作れる感じではない!
「ただのホットケーキ」と思っていたけど、ホットケーキ・ミックスとは大違いでした。
そして、付いてくる温かいメープルバターをかけると、これまたコクがあって美味しい。
美味しくて体に悪そうでカロリー高そうで、いかにもアメリカが得意とする悪の誘惑の味。(笑)
しかし、ガイドブックの写真はブルーベリーと共にブルーベリー・ソースも
かかっていたと思うのですが、ここのは生のブルーベリーがゴロゴロ。中にもゴロゴロ。
甘すぎるのは苦手なので、この方がサッパリして良いと思います。
メープルバターがあるのでサッパリといっても濃いですが。(笑)
しかし巨大です。上の写真ではあまり大きさは分からないと思いますが・・・
大柄なサラミ夫の体と比較してみて下さい。まずお皿がデカい。よってパンケーキもデカい。
パンケーキは3枚重ねで、星乃珈琲のスフレパンケーキよりさらにボリュームが。
私はガッツリ食べようと覚悟して来たので、最後の一口ほどを残しただけで頑張りました。
が、逆流性食道炎というハンデを背負っているので、メープルバターは後から結構きました。
サラミ夫は、甘いのもあって途中で飽き、2人で1つで良かったとずっと愚痴っていました。(笑)
どうも期待が大きかったらしく、「男が食べるもんじゃない。」と連発。
だから「ただのホットケーキやで。」とさんざん忠告したのに。(笑)
しかし、あのサラベスでパンケーキとコーヒーを頼むと25ドルらしいので、ここのは安い。
(てか、サラベスが高い。)
世間が喜ぶ味を実際に食べてみて納得した朝食でした。
並んでまで食べたいとは思わない人は、クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー&レストラン
よりもこちらの店舗に来られることをおススメします。
お店を出て地下鉄駅に戻る途中、可愛らしいお店の前を通りました。
映画なんかに出てくるような、いかにもアメリカっぽいお店。
世界中のコカ・コーラの瓶がディスプレイされています。
クジも売ってるし、ドリンクとかあってキオスク的なお店なのは分かりますが、
「朝食も出してる」って看板があったけど、どんな朝食なんでしょうか。パンとコーヒーか?
場所は112丁目辺りということで、もう少し行けばハーレムという位置ですが、
ここモーニングサイド・ハイツはコロンビア大学もあり、高級住宅地なので雰囲気は良いです。
次は、この場所からメトロポリタン美術館に向かいます。