2015年11月02日

NY2日目:ニューヨーク近代美術館1

2015年10月3日(土) ニューヨーク近代美術館(MOMA)

ランチで満腹になった後は、近所のドラッグストアでちょこっと買い物したりしつつ、
歩いてニューヨーク近代美術館(MOMA)に向かいました。

それにしても寒い。雨か風かどっちか止んでほしい。(涙)


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途中カーネギー・ホールがあったので、ちょっと寄り道。ロビーに入ってみました。狭い。

この日の夜はポール・サイモンのコンサートがあるらしいです。おお~。
ま、私達はオペラを観に行くのですが。

ホール周辺には中華系の人ばかり。???と思っていたら。どうやら中華系の方が
この日リサイタルをする(あるいはした?)らしい。誰だか分かりませんが。

ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートで有名なウィーンの楽友協会もそうでしたが、
お金さえ払えば誰でもリサイタルが開けるみたいですね。小ホールだってあるでしょうしね。

そんなことを思いつつ、MOMAに到着。天気が良かったら楽勝の距離ですが、
この日は本当に外を歩くのがツラかったです。

ウルトラ・ライト・ダウンの上にトレンチコートを着ていましたが、風があると厳しいです。
そもそも、この2つを同時に着るとは思いも寄りませんでした。(^^;

さて、午後だったせいかMOMAはものすごい混みようでした。時刻は14:30を回っていました。
チケット売り場の列が、まるでどこかの万博会場のようになっていました。

私達は、チケットを旅行前にネットで事前購入していたので、一般窓口でなく
チケット引換の列に並んだのでまだマシでした。

こちらはみんな支払い済みでチケット交換だけなのでスイスイ進みます。

ちなみに、私達が買ったのは、トップ・オブ・ザ・ロック(展望台)とのコンビチケット
Rock MoMA Combo」というもの。両方で一人45ドルです。

その後、クロークに上着やリュックを預けて見学開始。

しかし時間がありません。(相変わらず時間が押している。)

今夜のオペラは20時開演。夕食の時間も考え逆算すると、2時間くらいか・・・。

そこで、最上階から順番に下りていき、優先でないエリアはそっくり全部飛ばしました。
例えば、映像・写真などなど。残念ですが・・・。

オーディオガイドは使うとかえって時間がかかるので、無料ですが使いませんでした。


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MOMAは日本人建築家・谷口吉生氏の設計だそうで、明るくて解放感のある作りでした。
本当はお天気が良ければ中庭の彫刻も見たかったのですが、今日はムリ。(涙)

まず最上階の6階特別展なのでザザッと見て終わり。
東欧とラテン・アメリカの現代アートだったかと。


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エスカレーターの踊り場あたりに展示されていたように思いますが、これがパワフルでした。
ジャン=ミシェル・バスキアというNYブルックリン出身の画家だそうな。

さて、次の階です。もらった日本語の冊子によると、5階は「絵画・彫刻Ⅰ」。
セザンヌ、カーロ、マティス、モンドリアン、モネ、ピカソ、ゴッホ、その他、とあります。

この階はやはり混み合っていました。


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いきなりのリキテンスタイン。「溺れる女」という作品です。
なんでここに展示されているのか不思議。左右の作品が何だったか忘れたけど。


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出ました。ガイドブックに載っていたセザンヌの「水浴する人」。

キュビズムに影響を与え、ピカソにも絶賛されていたというセザンヌですが、
私みたいな凡人がこの絵を見ると、なんでこれが傑作なのかよく分からず戸惑います。

なんかパッとしない絵やなあ・・・と思ってしまいました。
何となく、男性の風貌とか足の重心の置き方とか、絵画全体の色味とかが不安定で。

帰りにMOMAの作品ガイドの本を買ったのですが、その中の解説でも、
見栄えも悪い」とハッキリ書かれています。(その後ちゃんと褒めたたえてますが。)

きっと、写実的に描くのではなく、印象派の走りみたいな色の使い方や描き方が、
当時としては斬新であったのだろうと思います。凡人にはこれ以上理解できません。

とすると、この後セザンヌが120歳くらいまで生きたとしたら、どんな絵に発展していったのか?

エクサン・プロヴァンスの自然の中から出なかったくせに、実はむちゃくちゃ前衛的だったのか、
と、色々と老後のセザンヌのことを思い浮かべてしまいました。


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しかし一番の人気絵画はこれです。ゴッホの「聖月夜」。すごい人でした。

中国人のオカッパのおばさんがいつまでも絵画との2ショット写真を撮るのに熱心で、
私は斜めから記念写真を撮るに終わりました。中国人の食いつき方は分かりやすいです。

しかし、私が食いついた絵はこちら。

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こちらもゴッホで「ジョゼフ・ルーランの肖像」。友人の郵便配達夫だそうな。

この肖像画はとても優しさに溢れていました。
人物の誇り高い表情もいい感じですが、何より色がキレイで背景が素敵。

ゴッホはどうしても狂気の人と思われがちですが、私はゴッホは最上級に優しい人だと
思っているので、その優しさと愛情がこの絵に表れていると思いました。

それでもって、ゴッホはこの人のことがとても好きだったんだろうなー、と。

前年に南仏に旅行に行き、セザンヌゴッホなど南仏出身なのに現地にほとんどなかった絵を、
意外にもこんなにたくさんニューヨークで見ることが出来て感動です。

実は、さらに目を引く絵画が。


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ゴッホの「聖月夜」のすぐ近くに展示されていたアンリ・ルソーの「」。

私はこの人のことを全然知らなかったのですが、絵が大きかったのと、この色彩に惹かれました。
ジャングルの絵だそうですが、私はバリ島のウブドあたりの森の色を思い出しました。

なんか、バリ島のバリアートってこの辺をパクっている参考にしているような・・・。


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同じくアンリ・ルソーの「眠れるジプシー」。透明感のある色がキレイです。
絵が分かりやすいのもあって、とっても見入ってしまいました。

その他にもまだまだ!

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シャガールの「私と村」。


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よく見ると、農民と牛の目がでビビビ~と繋がっています。
赤い糸で結ばれた・・・じゃないけど、お互い信頼している感じでしょうかね。

サラミ夫はこの絵のお土産を買っていました。(笑)

今度は「VIENNA AROUND 1900」という展示の部屋に来ました。いわゆる世紀末ウィーンです。

ウィーンに行って以来ハマってしまったオットーワーグナーやらコロマン・モーザーやら。
クリムトの絵やポスター、その他懐かしいウィーンの物があって食いついてしまいました。

やばい!5階から出られない!(笑)


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クリムトの「希望Ⅱ」。


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同じくクリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 Ⅱ」。

この絵は他のクリムト作品と共に1938年ナチスドイツのオーストリア占領時に没収され、
その後オーストリア政府との交渉を経て、2006年にモデルの女性の姪(アメリカ在住)の元に
返還されたとか。

絵の説明のところには、MOMAは現在の所有者から借りていると書かれていました。
そういうわけで、ニューヨークでこの絵にお目にかかれるわけですね。


13.JPG

ああデザインがウィーンだわ。このグラス欲しい~。


14.JPG

このグラスも欲しい~!レプリカがあったら買うかも。

いやいや、ニューヨークまで来てウィーンにばかり食いついていてはいけないのでした。

次の部屋に急ぐと、マティスピカソだらけ!

コーフンしすぎて1回で終わらないので次に続きます。(^^;








posted by サラミ at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 15ニューヨーク | 更新情報をチェックする
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