2014年04月06日

ドイツ1日目 マウルブロン修道院2

2014年1月29日(水) マウルブロン修道院2 (ウィーン・ドイツ旅行5日目)

マウルブロン修道院の続きです。


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まず、音声ガイドに従って回廊の南西の角に来ました。
が、思いっきり工事中。ショック~!!

美しいはずの回廊が工事で全く美しくなく、いきなり写真撮る気が薄れました。

この修道院で一番有名な泉の小屋(噴水のある小部屋)も、外壁工事みたいで
全部外側が覆われていました。

回廊は諦めて、付属教会の内部へ。


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付属教会は、身廊と両側に側廊のある3廊式で、身廊(この写真)の天井がすごい。

下のアーチ部分は半円形で完全にロマネスクなのに天井はゴシックです。
1178年にロマネスク様式で建てられ、15世紀になって天井がゴシックに改修されたそうな。

ちなみに、祭壇の向こう側の見えない部分は聖歌隊席


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天井の曲線と装飾がとてもキレイです。


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キリストの十字架は木造かと思ったら石造なのだそうな。言われないと分かりません。
しかも、一枚岩から掘り出されたものだとか。15世紀の作です。

しばらくここで、音声ガイドでグレゴリオ聖歌を聴いていました。荘厳の一言。


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祭壇の反対側。この辺は新しいと思われます。


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祭壇の後方にあった聖歌隊席の一部分。
この辺りは増築だそうです。木造彫刻がとても精緻でした。

しかし、日の短い真冬の午後3時ともなると本当に太陽の光が入らなくて、
聖歌隊席の写真はほとんど真っ黒になってしまいました。(私がヘタという事実は棚上げ。)


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聖歌隊席の天井は色合いが素敵です。


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聖歌隊席から回廊に出て来ました。この東の回廊は1270年~1300年に改修したそうな。


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この飾り格子も完全にゴシックですね。向こうの部屋は総会室(Kapitelsaal)です。


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こちらは談話室(パルラトリウム/Parlatrium)。うっすらと聖母マリアの壁画が残っていました。
この部屋も天井が美しいですが、やはり全体的に薄暗くて写真がうまく撮れませんでした。

しかし、シトー会というと、絵も含めて装飾は一切なしというイメージでしたが、
ここは意外と派手めなのかも知れません。あるいは、シトー会以後のものかも。

修道士達は、この談話室以外では会話禁止だったそうな。どんだけ静かだったんでしょうか。

この後、暖房室(カレファクトリウム/Kalefaktorium)という部屋も見ました。
(真っ暗で写真が撮れず。)

修道院の中はそこ以外は一切暖房がなかったそうですが、南国ならいざ知らず、
このマイナス気温の中でダウンジャケット着るでもなく、本当に想像するだけでツライ・・・。


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そして外観が絶賛工事中だった泉の小屋(Brunnenhaus)の噴水
この噴水が一番有名ですね。小説「車輪の下」にも出てくるとか。(読んでないけど。)

冬だからなのか、水は出ていませんでした。

この3層の噴水は一番下だけがオリジナルなのだそうです。
こうしてみると、一番上だけ青銅だったのですね。


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この小屋もゴシックでいい雰囲気ですが、何しろ工事中なもので、足組みの鉄の棒が邪魔。


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天井もいい雰囲気ですが、結構古い感じもしました。


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こちらは修道士の食堂(Herrenrefektorium)です。

ものすごく天井が高いです。ここで修道士は平然とマウルタッシェンを食べてたんだな。(笑)
あと、修道院ではワイン作りもしていたので、質素な食事ながらワインも飲んでいたようです。

こんな広々とした場所ですが、食事中も喋ってはいけないので、きっと修道士のみなさんは
黙々と食事をしていたんでしょうね。私にはムリ~。

定かではありませんが、ここも天井だけ後から直したような感じがします。


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こちらは平修道士の食堂(Laienrefektorium)。
修道士と平修道士は別々の場所で食事していたのですね。

この天井がいかにもシンプルなシトー会、ロマネスクか~!みたいな気になりましたが、
音声ガイドによると、この天井は19世紀に直したものなのだとか。あ、新しいのか。

椅子やステージがあったので、色々とイベントで使われているようです。

平修道士は肉体労働に従事していたため、食事の量は修道士より多かったそうな。
そりゃ、カロリー消費しますからね。食べなきゃ死にますよ。

そこに断食期間なんぞもあるもんだから、思い余っての隠れ肉食いというわけですね。
ひき肉を皮で包んで隠していたマウルタッシェンを作り出すとは、必要は発明の母ですね。

修道院だけならそれほど広大ではありませんが、音声ガイドを聞いていると
結構見て回るのに時間がかかりました。

最後にインフォメーションに戻り、お土産を買いました。
あの有名な噴水のマグネット(2.95ユーロ)と、シトー会修道院の本


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この本はフランス語と英語の併記です。(シトー会修道院はフランスが一番多い。)
お値段は17.5ユーロでした。

しかし、数あるシトー会修道院の中で、マウルブロン修道院の噴水が表紙ですよ!
それだけこの噴水は有名なのですね。

この表紙を見たら、花の咲き乱れる春・夏は日も差して美しいんですね~。
今回は冬の日の傾いた時間に来たので、良い写真が撮れなかったことだけが残念でした。

でも、貸し切り状態だったので、静かでシンシンと底冷えする中、
修道士の過酷な生活を追体験できた(ような気がした)のはとても興味深かったです。

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を読んでみようかな。



posted by サラミ at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 14ウィーン・ドイツ | 更新情報をチェックする
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