2014年04月05日

ドイツ1日目 マウルブロン修道院1

2014年1月29日(水) マウルブロン修道院1 (ウィーン・ドイツ旅行5日目)

マウルブロン修道院(Kloster Maulbronn)にやってきました。

ここは、1147年にシトー会の修道院として設立されたのが始まりです。

宗教改革の後にプロテスタントの神学校となり、ここに通った生徒の中に、
「ケプラーの法則」のヨハネス・ケプラーやヘルマン・ヘッセがいることで有名だそうな。

ヘッセの小説「車輪の下」はここが舞台なのだとか。(読んでないので分からんが・・・)

また、アルプス以北のヨーロッパの修道院の中で、付属の建築群を含め
最も保存状態が良いのだそうで、1993年にはユネスコの世界遺産に登録されています。

しかし、私はこの「アルプス以北」というのが引っかかりました。
アルプス以南も入れると、第一位の座はイタリアとかに持っていかれちゃうのでしょうか。


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敷地内には、修道院の付属教会の脇の小道を通っていきました。教会の後ろ側が見えます。


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修道院は、何世紀にも渡って増改築を行っているため、ロマネスクからゴシック後期までの
建築様式が混ざり合っているそうです。

また、ドイツ語圏でゴシック様式が最初に使われた建築がこのマウルブロン修道院なのだとか。

パッと見はロマネスクっぽく見えますが、教会の屋根にあるフライング・バットレス(飛梁)を見ると、
やっぱりゴシック入ってるんだな~という感じです。


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中庭まで来ると、なんだか可愛らしくもドイツらしい建物群が。中世かここは。

シトー会は農業などに携わって自給自足で生活していたので、
これらの建物は貯蔵庫だったり作業所だったりしたようです。

それにしても、人がいません。やはりこんな極寒の中ノコノコやってくる人は少ないのでしょう。
観光客は私達以外には1組くらいしか見ませんでした。ほぼ貸切状態です。


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右のピンク色の建物は市庁舎(Rathaus)で、左は現在レストランです

シュヴァーベン地方(この辺り)にはマウルタッシェンという大きな餃子みたいな郷土料理があり、
時間があったら、マウルタッシェンを食べてみたかったのですが、時間がなくて断念。(涙)

マウルタッシェンはマウルブロン修道院で作り出された料理なのだそうで、
お肉を食べてはいけない修道士が、皮で包んでひき肉を隠し、知らんぷりして食べたのだとか。

シトー会というのはめちゃくちゃ厳格なところだと思っていましたが、
中世のここの修道士さんは、何だか人間らしくて可愛いですね。


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向こうの方にマウルブロンの門が見えます。門のそばには雑貨店やお土産屋さんなどが
並ぶようですが、このオフシーズンは全然営業していないようで、門は閉まったまま。


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インフォメーションでまずチケットを購入。1人7ユーロでした。

着ている防寒着が重いので預けようかと思ったのですが、係の女性に
修道院の中はすっごく寒いのでそのまましっかり着ていった方がよい。」と言われました。

日本語音声ガイドがあったので2人分借りました。
(確か2ユーロ位払ったような。)


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こんな日本語の順路案内まで頂きました。

トイレの場所を聞くと、外にあるから、とボールペンで矢印を書いてルートを教えてくれました。


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まず、インフォメーションに隣接した部屋で、修道院の模型を見ながら音声ガイドの説明を聞きます。
敷地は見学できない部分も含めて、とても広いことが分かります。

そして、「修道士」の他に「平修道士」がいることを音声ガイドで知って驚きました。

修道士は読み書きが出来てラテン語も操るエリート、一方の平修道士肉体労働

何となく私の頭の中のイメージは、修道士が大学院卒で平修道士が学校行ってない・・・みたいな。
しかも、確か、平修道士が修道士になることはない、と言っていたと思うのです。(ちょっと曖昧)

修道院の中にそんな身分の違いがあるなんて。しかも出世のチャンスもないなんて。
と、あくまでも、サラリーマンみたいな世界を想像して修道士が上司だと思い込むサラミです。


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外に出て教えてもらったトイレに向かう途中、仏像やら色んな像を発見。
どうも雑貨屋さんみたいなのですが、ここも閉まっていました。

ここのトイレは外気と気温が同じです。とにかくむちゃくちゃ寒い。そしてむちゃくちゃ清潔です。

中はキレイに改装されていて、普通の洋式トイレです。
しかし、この真冬のマイナス気温の中、便座がステンレス

・・・座った瞬間死ぬかと思いました。冬に訪問する女性の方は覚悟して下さい。


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それでは、見学順路に従って修道院に向かいます。
一番右が修道院付属教会で、左端には平修道士の食堂の窓が見えています。

余談ですが、写真の左側に青っぽいモノが写っていますが、それが噴水であることを、
この写真を見て初めて気づきました。夏しか水が出ていないのですね。



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違うアングルから。右の教会の入り口部分は少し出っ張っていますが、この玄関ホールは増築で、
パラディース(Paradise)と呼ばれている有名な部分です。


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パラディースは北フランスの初期ゴシック様式の影響が見られるのだとか。
ロマネスクから初期ゴシックの混合という感じで、確かに外観のアーチの装飾はゴシックっぽいです。


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ここに中の見取り図がありました。増築して複雑になったようです。


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修道院内部への入口はえらく現代的でした。それではこれから内部に入ります。



posted by サラミ at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 14ウィーン・ドイツ | 更新情報をチェックする
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