2013年09月24日

イスタンブール2日目 アヤソフィアその1

2012年10月7日(日) アヤソフィア (バルカン旅行9日目)

スルタンアフメット1世廟を見学し終えた後は、噴水のある広場を越えて、
すぐ目の前に見えるアヤソフィアを目指します。


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アヤソフィアの外観は壁に装飾もなく、色褪せた感じで地味だったのが意外でした。
元はキリスト教会ですが後にモスクに改築されたとあって、外から見た感じは完全にモスクです。


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しかしこの行列!何度も言いますが、私達は昨日アルバニアから移動してきたので、
とにかくこの観光客の多さに驚きまくりです。イスタンブールの人気の高さが伺えます。


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アヤソフィアは世界的に有名な建築物なので詳しい説明は他に譲りますが、
ここにサクっと書かれている説明を訳すと、

アヤソフィアは ユスティニアヌス1世によって537年に建てられ、 
メフメト2世によって1453年にモスクに改築された。
そして改修工事を経て1934年に公共の博物館としてオープンした。


ということです。今は宗教施設ではないのですね。

実際は、360年に最初の聖堂が建てられており、2回の焼失を経ての再建です。
今の規模の教会になったのが537年ということです。それにしても古い。

ユスティニアヌス1世といえば、イタリアはラヴェンナのサン・ヴィターレ教会で
彼のモザイクにお目見えしたことがありました。


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これがその時の写真ですが、イタリアでこのモザイクを見ている時は、
この人がそんなに偉大な皇帝だとはあんまりピンときていませんでした。

この方が、アヤソフィアを再建したのです。
しかし、トルコからイタリアまで、領土がだだっ広い東ローマ帝国です。


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さて、切符売り場に近づくと、この案内看板が目に入ります。左はトルコ語、右は英語です。

アヤソフィア」はトルコ語、一方の英語は古代ギリシャ語の「ハギア・ソフィア」を採用。
ということは、トルコ人以外と話をする時は「ハギア・ソフィア」と言わなければ通じないのかも。

入場券は1人25リラ
私達はトルコリラが不足しつつあったので、クレジットカードで購入しました。

それでは中へ。


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広場を抜けて中に入ると、まず最初にナルテックスと呼ばれる空間があります。


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ナルテックスの中央入口の天井にはモザイクがありました。
この中央入口は皇帝の典礼用にのみ使われたそうな。


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中央入口上部のモザイク、「キリストと皇帝」。

2つのメダイヨン(円)のうち左は聖母マリアで右は大天使だそうですが、
礼拝を行っている皇帝が誰なのかは不明なのだとか。


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内陣に入りました。大きさは巨大な体育館くらいあります。
観光客も相当多いのですが、これだけ広くて天井が高いと人の多さも緩和されます。


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これは後で2階から撮った写真です。2階からの方がスカッと全部見渡せます。

それにしても重厚感がすごい。そして不思議な空間です。

サラミ夫婦は今回の旅行で、あちこち東方正教会ばかりを見て回ってきたので、
ここもモスクというよりは、やはり教会に見えます。でもそこにイスラム文字。不思議~!

ちょうど真ん中あたりに金色のどこでもドアみたいなのがありますが(例えが貧弱ですいません)、
あれは後から取って付けたミフラーブ(本来はメッカの方向を示す壁の窪み)だそうで、
元々モスクでない所に付けたので方角がズレていて、少し正面より左を向いています。


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後陣の上の巨大半円ドームのさらに上両側に天使の絵がありますが、モスク改築後は
偶像崇拝禁止のため、天使の顔が塗りつぶされていました。

それが改修により、つい数年前に日の目を見るようになったのだとか。


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修復作業で顔の部分が表れた天使セラフィム。・・・あんまり可愛くないけど。


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さらに見上げると、アラビア文字の装飾が見事な中央ドームが見えます。


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ここは完全にイスラム世界。真ん中のアラビア文字の細かさに目を奪われます。


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後陣のフレスコ画アラビア書道の円形の額が妙に調和しています。
額には、左は「ムハンマド」、右には「アッラー」と書かれているのだそうな。


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後陣のフレスコ画は聖母子。モスクに改築された時は漆喰で塗り固めて隠されただけだったとか。

削り取ることもできたのに、異教の偶像を塗り固めるという手法を取ったのは情けでしょうか。
それとも、畏敬の念を持っていたからなのでしょうか。


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周囲のモザイクは一部剥がれてしまっていますが、聖母子はこの通りキレイに残っています。


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ビデオカメラによる聖母子のズーム。聖母の顔が若いなぁ。
それにしても9世紀のモザイクがこんなに残っているなんて奇跡です。


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聖母子のモザイクの斜め右上に、大天使ガブリエルのモザイクがありました。
残念ながら、対になっていた左上の大天使ミカエルのモザイクは残っていません。


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真正面を見ると、先ほどの取って付けたミフラーブです。
普通のモスクだとミフラーブは壁に埋め込んでありますが、追加したのでこの形です。


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これも息を飲むほどの美しさ。

両脇にある巨大な2基の燭台は、スレイマン1世が征服したハンガリーから持ち帰ったもの
だということですが、色合い的にピッタリで違和感ありませんね。


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ミフラーブの右側にはモスクではお馴染みのミンバルと呼ばれる説教壇も。
これも後から取って付けた感じがありありです。

ここには、方形の額のアラビア書道がたくさん掛かっていました。
どうも、歴代オスマン皇帝の作品だったらしいのですが、素通りしてしまいました。

1階の身廊を見るだけでも壮大すぎて圧倒されるアヤソフィアですが、
2階にも上がれるので、次は2階へ。


posted by サラミ at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 12トルコ)イスタンブール | 更新情報をチェックする
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