古代劇場をサクッと見た後は、オフリドの街と湖の景色が良いという
サミュエル要塞(Czar Samuel's Fortless)に向かいました。
ちなみに、サミュエルというと英語ですが、現地語ではサムイルという発音で、
スペルもSamuilになります。
サムイルというのはブルガリア帝国の皇帝で、ここオフリドを首都に定めたそうな。
オフリドは、ブルガリアやらビザンチンやらオスマン・トルコやら、とにかく
色んな国が取り合いしまくった要所だったようで、歴史がややこしいです。(^^;
アッパーゲートの横を通っていきました。
まだ坂があるんですねぇ。だんだん日も傾いてきました。
所々に標識があるので、それと地図を照らし合わせながら歩くと迷わずに行けますが、
ガイドブックと標識とで教会の名前が違うことがあり、ちょっと迷いました。
例えば、St. Kliment と書かれている教会は、ガイドブックでは聖パンテレイモン教会に
なっており、聖クリメント教会はまた別の場所。どーゆーこと???
要塞に到着しました。マケドニアの旗がはためいています。ちょっと風が強いんですね。
皇帝サムイルの時期ですから、10世紀後半~11世紀前半ですね。古いです。
要塞の前には看板が雑に立てられていましたが、草ボーボーは相変わらず。(笑)
ここの入場料は・・・いくらだったっけな?すいません、失念しました。
要塞の急な階段を上ると、確かに景色がよく見えました。
美しいオフリド湖を背景に佇む聖パンテレイモン教会。
(さっき標識でSt. Klimentと書いてあった教会)
聖パンテレイモン教会の手前には、発掘中の初期キリスト教のバシリカが見えます。
ちなみに、私はこの教会を、ガイドブックや旅行記でよく見る聖ヨハネ・カネヨ教会だと
勘違いして大喜びしていましたが、後で間違いだと気づいて少しガッカリ。
でも、この眺めは絶景です。後ろに湖があるからでしょうね。
ここで、1人のアメリカ人の方と少しお話しました。
「その地図はどこで手に入れたのですか?」と聞かれたのです。
が、「ホテルで手に入れたんです」というと、ちょっと落胆されていました。
確かに、地図1つも手に入れにくいもんなぁ。
マケドニアはまだまだ観光しにくい土地かも知れません。
別の方角です。私達のホテルやオフリドの港もこちらの方向。
一方、要塞の内側には特に何もありません。
もう少しどうにかしてもいいんじゃないかと思うのですが。
要塞の階段は急勾配な上に狭いです。高所恐怖症の身にはちょっと怖い。(T.T)
向こうから団体さんが来ました。通路がこんなに狭いのにみなさん大きく広がって、
私はその中にスッポリ入り込んでしまいました。
「エクスキューズミー」と言っているのに全く道を譲ってくれる気配のない人達。
ジジババ共、どけーーーっ!(怒)
というワケで、最後はムカついてサミュエル要塞を後にしました。